2025年は、まんが『チンプイ』の発表から40周年のメモリアルイヤーです。そのメモリアルイヤーにあわせ、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムでは、完全オリジナルの『チンプイ』短編アニメ作品『チンプイ エリさまのグッドラック』を制作。2025年5月21日（水）より、ミュージアム2階のFシアターにて上映することが決定しました。

『チンプイ エリさまのグッドラック』の監督を務めるのは、テレビアニメ『ドラえもん』のオープニングを始めとした数々のPV、MVを制作した日本を代表するアニメーションディレクターの依田伸隆氏。キャラクターデザインは、『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち』などを手掛けた浅野直之氏が担当。そして、音楽は、日本国内にとどまらず海外でも活躍するヒップホップクルー「Dos Monos」のMC・トラックメイカーの荘子it氏が制作。各シーンの最前線で活躍するトップクリエイターたちが、藤子・Ｆ・不二雄先生の不朽の名作『チンプイ』に挑みます。

登場キャラクターの声優を務めるのは、久野美咲氏（チンプイ）、潘（はん）めぐみ氏（春日エリ）、山寺宏一氏（ワンダユウ）。豪華実力派の声優陣が作品をさらに盛り上げます。

チンプイ役（画像：中央）
久野 美咲 氏 コメント
チンプイ役を演じさせていただきます、久野美咲です。長い間、たくさんの方から愛されているこの作品に関われることを、とても光栄に思います。ひょうきん者で愛らしいチンプイを表現できるよう精一杯がんばります！

春日エリ役（画像：左）
潘（はん）めぐみ 氏 コメント
藤子・F・不二雄先生の描かれた『チンプイ』の世界に、エリちゃんとして…想像もしていなかった未来がやってきました。どんな願いも叶えてくれるチンプイですが、真っ当なところに引き戻してくれるまでがチンプイの科法だと思うので、おてんばでズボラがチャームポイントになるくらい素直なエリちゃんの魅力を損なわぬよう、チンプイとワンダユウと一緒に皆さんを誘（いざな）えたらと思います！！

ワンダユウ役（画像：右）
山寺 宏一 氏 コメント
藤子・F・不二雄先生の作品には声優として度々参加し、「3万3千平米」（NHK）ではドラマで主人公を演じさせて頂きました。今回ワンダユウ役を仰せつかり大変嬉しく思います！大好きな八奈見乗児さんのイメージが強烈に残っていますが、沢山の方々に楽しんで頂けるよう頑張ります！

監督
依田 伸隆 氏 コメント
チンプイは、F先生が描かれてきた「もし○○だったらいいな」という物語の系譜にはありますが、実際はその先に踏み込んで描かれている作品だと思っています。「だったらいいな」の先にあるとても魅力的なもの！是非お楽しみください！

脚本
芹川 梓 氏 コメント
何度失敗をしても塀を飛び越えようとする前向きさ、納得できないことはきっぱりと断る潔さ、冒険やトラブルにも果敢に挑んでいくたくましさ。そんなエリちゃんの魅力をショートストーリーに詰め込みました。すこし・ふしぎなシンデレラに、是非会いに来てください。

キャラクターデザイン 作画監督
浅野 直之 氏 コメント
パンパカパーン！まさかあのチンプイとエリちゃんに再び会える時が来るなんて！映画「ドラえもん」シリーズ以来、久々に藤子F作品に関わることができて本当に光栄です。どんな作品になるのか…自分が1番ワクワクしています！

音楽
荘子it 氏 （Dos Monos）コメント
「チンプイ！」と叫ぶだけで、元気な明るさと同時に、摩訶不思議な可笑しさが沸いてきませんか？チンプイの顔も見れば見るほど愛嬌だけじゃない、宇宙人としての底知れなさを感じて…。ステレオタイプのシンデレラストーリーに反旗を翻すエリちゃんのように、一筋縄で行かない、なのにその奔放さに自然と夢中になってしまう、子供から大人まで楽しめる音楽を作って、Fシアターをワクワクで満たしたいと思います！

まんが『チンプイ』について
1985年に「藤子不二雄ランド」（中央公論社）にて連載開始。1989年にはテレビ朝日系列にてテレビアニメが放送開始。

■原作版あらすじ
12歳のおてんば少女・春日エリのところに突然やってきたのは宇宙人のチンプイとワンダユウ。なんと2人は、エリがはるか宇宙にあるマール星の第一王子であるルルロフ殿下のお妃に選ばれたことを伝えに来たのだった。お妃になることを絶対に嫌がるエリと、なんとかエリを説得しようとするチンプイ、ワンダユウたちのドタバタ劇を描いたスペースシンデレラストーリーです。