ドラミといえばピンチの時に
たびたび助けてくれる印象が
強いかもしれない。
では、ドラミはどの程度
ピンチになったら
来てくれるのだろうか？

まず、江戸時代を訪れた
ドラえもんとのび太がタイムマシンを
乗り逃げされてしまい、
現代に帰れなくなった時。
この時はドラえもんが
タイム電話で連絡をとり、
ドラミに迎えに来てもらった。

（24巻 P41「二十世紀のおとのさま」）

また、西部の町でならず者
相手に戦うはめになったのび太の
手助けに駆けつけてくれたこともある。

（24巻 P173「ガンファイターのび太」）

逆に、大した用件じゃないのに
来てくれることもある。
飛行船のラジコンを
うらやましがるのび太のため、
ドラえもんに頼まれてミニサイズの
熱気球を持ってきてくれたり、

（40巻 P144「ミニ熱気球」）

ピリピリしているママの原因が
ダイエットと見抜けない
ドラえもんの代わりに原因究明に
駆けつけてくれたり、

（41巻 P175「ふんわりズッシリメーター」）

未来の世界で入手した
超巨大なドラやきを
届けてくれたりといった具合だ。

（42巻 P146「やりすぎ！ のぞみ実現機」）

ピンチの時だけじゃなく、
普段ののび太の生活も
けっこう気にしてくれているのだ。

ピンチの時に駆けつける
ドラミといえば「大長編ドラえもん」の
印象が強い人も多いかもしれない。
しかし、なんと意外なことに、
大長編の冒険でドラミちゃんが
ピンチに駆けつけたのは、
実は「のび太の魔界大冒険」の時
だけなのだ！

（大長編ドラえもん５巻 P168「のび太の魔界大冒険」）

えっ、『パラレル西遊記』や
『新・のび太の宇宙開拓史』
『人魚大海戦』『新・のび太の日本誕生』
にも出ていたって？

それは映画の話。
「大長編ドラえもん」のシリーズでは、
あくまで「のび太の魔界大冒険」
だけに登場しているのだ。
信じられない人はもう一度
てんとう虫コミックス
「大長編ドラえもん」を読み返そう！