ドラえもんは
必ずしものび太のためだけに
道具を出しているわけではない。
時には自分が楽しむために、
のび太そっちのけで道具を
出していることがあるのだ!

今回は、そんな珍しい理由で出された
道具を調査してみた!

自分で遊ぶために出した道具!

まず、単純に道具を使って遊んでいた
事例
を見てみよう。

ひみつ道具「イージー特撮カメラ」を使い、
ドラえもんが特撮ムービーを
撮影していた
ことがあった。
ついにはのび太の友だちを巻き込んで、
みんなで超大作特撮映画を作ることになる。
ドラえもんは主役のウラドラマン役を
譲らず必死だった
ので、
よほど主演のヒーローを
演じたかったようだ。

(20巻 P171
「超大作特撮映画『宇宙大魔神』」)

ドラえもんがのび太そっちのけで
楽しんでいたといえば
空のレジャー三点セット」だ。
「空のレジャー三点セット」は
手軽にスカイスポーツを
楽しめるひみつ道具だが、
のび太には危なかろう、と
ドラえもんは隠れて
コッソリ使っていたのだ。

(17巻 P59〜60
「空であそんじゃあぶないよ」)

おそらく遊びに
使っていたのだと思われるが、
大きな疑問を残すのが「合体ノリ」事件だ。
「合体ノリ」はノリをつけた手で
相手にさわると合体できるノリ。

空き地でピンチになったのび太が
ドラえもんを呼ぶと、
なんとへびの体で現れた!
ドラえもんは「へびと合体してたんだ」
と言っているが、
なぜへびと合体しようと考えたのか、
大きなナゾだ。

(13巻 P57「合体ノリ」)
すべてはドラ焼きのために!

ドラえもんが自分のために
道具を使う状況をさらに追跡した。

イキアタリバッタリ
サイキンメーカー
」は、
新種の細菌を作り出す道具。
取り扱いを誤ると人類を
絶滅させかねない危険な道具だが、
ドラえもんはこの道具を使って
「水からドラやきを合成する菌」を
作り出そうとしていた。

(20巻 P124〜125
「へやいっぱいの大ドラやき」)

また、どんなものでも
合成できる「合成鉱山の素
という道具を使って個人的にドラ焼きを
作り出していることも突き止めた。
ドラえもんはこの道具を使って
のび太の家の庭の地下を
ドラ焼き鉱山に変え、
夜な夜なコッソリとドラ焼きを
掘り出していたのだ。

(43巻 P110「合成鉱山の素」)

お菓子屋のおじさんと
ドラ焼きの味について
言い争いになった時
は、
自説の正しさを押し通し
ドラ焼きの味を守るために
自信ぐらつ機」という道具を使って
おじさんを言い負かしている。

(37巻 P56「自信ぐらつ機」)

ドライ・ライト」は灯りにも熱源にもなる
未来世界のクリーンエネルギーで、
ドラえもんも日常生活に利用していた。
しかし、のび太から
「ドライ・ライト」を売ったもうけで
ドラ焼きを買えばいいと
吹き込まれて販売を開始。
「ドライ・ライト」の
好調な売り上げに目がくらみ、
値上げに次ぐ値上げを行っている。

(33巻 P26、34「地底のドライ・ライト」)

注目したいのは、
これら4つのひみつ道具が
すべてドラ焼きに関連している
こと。
普段は冷静なドラえもんも、
ドラ焼きのことになると
ついつい入れ込んでしまうようだ!

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