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「藤子・F・不二雄大全集」電子版配信記念!特別版 ひみつ道具は、ドラえもんだけじゃない!

ドラえもん」に
登場するひみつ道具の数々。
しかし、ひみつ道具のような
ふしぎな道具
が出てくるのは
「ドラえもん」だけではなかった!

22世紀の科学が生んだ
ドラえもんのひみつ道具とは
ひと味違う、ふしぎな道具の数々を調査!

ヒーローにとって最重要の装備品とは!?

さっそくさまざまな装備をまとった
ヒーローたちを調査してみよう。

まずは「パーマン」から。
さて、パーマンの装備といえば、
マスク、マント、バッジの3点セット
思い浮かべる人も多いだろう。
超人的な力の源となるマスクや、
空を飛ぶことができるマント
といった装備はもちろん大事だが、
パーマンセットで注目したいのは
コピーロボットの存在だ。

コピーロボットは赤い鼻を指先で押すと、
押した人そっくりになる
身代わりロボットだ。

コピーロボットがあるから
みつ夫のような小学生や
星野スミレのような売れっ子アイドルでも、
授業中や仕事中に抜け出して
パーマン活動をすることができるのだ。

(藤子・F・不二雄大全集「パーマン」
1巻 P20)

実はドラえもんも
そっくりそのままの
ひみつ道具「コピーロボット」

持っている。

(藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」
16巻 P470)

さて、次は中年版のパーマンともいえる
中年スーパーマン左江内氏」。
左江内氏はパーマンのように、
顔を隠すマスクをかぶっていない。
しかし、左江内氏が着ていた
スーパースーツからは
へんな光線」が出ていて、
スーパーマンを見た記憶を
人々から消してくれている。


この機能のおかけで左江内氏は
スーパーマンとしての活躍を
取り沙汰されることなく、
中小企業の係長職や
日常生活も平穏に送ることができるのだ。

(藤子・F・不二雄大全集
「中年スーパーマン左江内氏」P32)

正しい歴史の流れを守りながら
奮闘する「T・Pぼん」。
ぼんたちT・P
(タイム・パトロール)隊員には、
あらゆる時代で行動できることを
想定した装備
が支給されている。

(藤子・F・不二雄大全集「T・Pぼん」
1巻 P59)

探偵団的に注目したいのは、
手首に巻く「フォゲッター
という小型の装置だ。
この装置を起動させておけば、
自分に関する記憶を
なくしてしまうことができる。

歴史の表舞台に痕跡を残さない
T・P隊員たちには、
必須の装備だといえる。
「フォゲッター」があるから、
T・P隊員は怪しまれることなく、より安全に
現地で活動することができるのだ。

(藤子・F・不二雄大全集「T・Pぼん」
1巻 P130)

パワーや空を飛ぶといった派手な能力を
与えてくれるものではないが、
これらはヒーローのプライベートを
担保してくれる
ための
重要な”ひみつ道具”たち、といえるだろう。

ブローチとお人形!

おっちょこちょいの
中学生・佐倉魔美が超能力に目覚め、
いろいろな人の手助けをしていく
エスパー魔美」。
魔美は物体が急速に接近する
運動エネルギーを
テレポーテーションなどの
エネルギーにかえている。

高畑くんが作ってくれたこのブローチは、
中の仁丹をスプリングで打ち出し、
自分にぶつける
テレポーテーション・ガン」なのだ。
しかもこのブローチのおかげで、
魔美は殺し屋が放った凶弾から
命を救われている。

魔美以外にとっては
ほとんど役に立たないが、
魔美にとってはとても
大切な”ひみつ道具”だといえるだろう。

(藤子・F・不二雄大全集
「エスパー魔美」1巻 P145)

宇宙人からもらった
ふしぎな変身人形で姿を変える
バケルくん」。
変身人形の鼻をさわると
意識が人形に乗り移り、
自分のからだが縮んで人形のように変わる。

(藤子・F・不二雄大全集「バケルくん」
P28)

変身後はそれぞれの人形の特殊能力を
自由に使うことができる。
いちばん羨ましい”ひみつ道具”は、
無限にお金が出てくる
パパのサイフ
かもしれない。

(藤子・F・不二雄大全集「バケルくん」
P24)
「ウメ星デンカ」はひみつ道具の隠れた宝庫!

故郷のウメ星が爆発してしまい、
地球に逃れてきた王室一家
騒動を巻き起こす「ウメ星デンカ」。
ウメ星は地球よりも科学が進んだ星で、
触れただけで中身を入れかえる
トッカエ・バー」といった
ふしぎな道具が登場する。
この「トッカエ・バー」は、
ウメ星では子どものおもちゃだったらしい。

(藤子・F・不二雄大全集
「ウメ星デンカ」1巻 P154)

ドラえもんが取りだした
トッカエ・バー」とは形が違うが、
機能的にはほとんど同じだ。

(てんとう虫コミックス「ドラえもん」8巻 P164)

このほか、光を当てるだけで
どんな汚れでもとることができるライト
や、
なぐると毛が生える
「毛はえトンカチ」
など、
実は「ウメ星デンカ」は
とても調査のし甲斐がある
“ひみつ道具”の隠れた宝庫なのだ!

(ともに藤子・F・不二雄大全集
「ウメ星デンカ」2巻 P208)

“ひみつ道具”の宝庫といえば、
SF短編」のカメラシリーズにも
未来のカメラが多数登場する。
その中のひとつの「値ぶみカメラ」は、
被写体のさまざまな
価値を鑑定してくれるカメラだ。


写真の裏にドットがあり、
それぞれを押すと「本価(原材料費)」、
市価(市場での価格)」、
産価(将来被写体が生み出す利益)
などが表示される仕組みになっている。
骨董品を写せば真贋の鑑定ができるし、
ボーイフレンドを写せば
婚活にも活かせる…!?

(藤子・F・不二雄大全集「SF・異色短編」
2巻 P210〜211)

「SF短編」にはカメラシリーズ以外にも
いろいろな道具が登場するが、
中でもとりわけひみつ道具っぽいのが、
倍速」に出てくる「倍速時計」だろう。

二倍から百倍までの調節が可能で、
使えば素早く動くことができる。
この時計は見るからに怪しげな狂気の天才、
町の発明家・魔土災炎の発明品なのだが、
「倍速時計」を取り出している
を見てもらえば、
これが最もひみつ道具っぽい道具
であることに
異議を唱える人はいないだろう!

(藤子・F・不二雄大全集
「SF・異色短編」3巻 P284)

「藤子・F・不二雄大全集」は広大で、
まだまだ調査の及んでいない
未踏地も数多い。
探偵団員諸君も是非自分の目で
調査にあたってほしい!!

「ドラチャン てんコミ探偵団」に掲載された
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