いろんなものをタマゴから孵したり、
恐竜や動物と仲良くなったり…。
しかし、ドラえもんは意外なものを
育てるひみつ道具もたくさん持っていた！
ひみつ道具を使って育てたられた
意外すぎるものについて調査した。

台風の子どものフー子や、
フタバスズキリュウのピー助など、
のび太は珍しい生きものであっても
育て上げる名ブリーダー！
ところが、のび太ははるかに
奇想天外なものまで育てていたのだ…!!

「なぜだ!! なぜおかしは
食べるとなくなるのだ!!」
のび太が発したこんな当たり前の疑問。
そんな疑問にドラえもんが応えて
取り出したのが「おかし牧草」だ。
「おかし牧草」は与えれば
おかしを増やすことができる道具。
のび太はこの牧草をチョコレートに与え、
チョコレートを繁殖させることに成功する！
チョコレートに続き、のび太はカステラ、
キャンディー、シュークリーム、ガムなど、
空き地を使っておかし牧場を作った。

（24巻 P62「おかし牧場」）

のび太が育てたのはおかしだけではない。
「ペッター」は、そうじ機を
訓練してペットにする道具。
「ペッター」をエサにしつけをすると、
そうじ機が言うことを聞くようになるのだ。
なんでもかんでも
ペットになる道具ではなく、
そうじ機限定というのがすごい！

（プラス３巻 P161〜162「ペッター」）

現代世界でもおそうじロボット
などが各家庭に入り込み、
家庭によってはペットや
家族の一員のように扱われている。
もしかすると22世紀では、
そうじ機と人間の距離感は
いっそう近いものに
なっているのかもしれない。

しかし、22世紀人の愛情は
おかしやそうじ機に
とどまらず、なんと石ころにまで
注がれていた！
「ペットクリーム」は石ころに塗って
よくみがくと犬のようになつく道具。
のび太は庭先で拾った石ころに
「クロ」という名前をつけてかわいがる。

（37巻 P99「かわいい石ころの話」）

生物でも、植物でもなく、
単なる石ころであっても
なついてくれればこんなにかわいいのだ。

おかし、そうじ機、石ころと、
かなりとんでもないものまで
育てたことがあるのび太。
ところが、実は人間の子育ても
経験があるとの情報を耳にした。
小学生なのに!? と、
驚きながら我々は調査を続行した。

「人間製造機」は
人体を構成する材料を揃えれば、
人間の赤ちゃんを作ることができる道具。
しかし、実はこの道具は欠陥商品で、
ミュータントを生み出してしまうのだ。

そのことを知らないのび太は、
面白半分で赤ちゃんを作り出してしまった。
のび太はミュータントの誕生から、
欲しがるミルクを用意するところまでは
面倒を見(させられ)ている。

（８巻 P54〜55「人間製造機」）

のび太が育てた赤ちゃんは
ミュータントだけではない。
なんと、のび太は
ジャイアンとスネ夫も育てていたのだ！

間違って配達された
「クローン培養器」を使って、
のび太はジャイアンとスネ夫の
髪の毛から２人のコピーを作り出す。
誕生したばかりの２人は
見た目こそそっくりだが、
中身は赤ちゃんと同じだった。
かいがいしく面倒を見る
のび太だったが、
クローンの成長スピードは速く、
あっという間に本物と
変わらなくなってしまった。

（27巻 P147
「ジャイアンよい子だねんねしな」）

さらにのび太は男子だけではなく、
女の子も育てたことがある。
竹に埋め込むと一日でかわいい
女の子が誕生する「かぐやロボット」。
この道具を使って、
のび太はかわいい
女の子ロボット・かぐやを
誕生させてしまう。
しずかちゃんの服を借りて着せたり、
ママという凶暴な生物から逃げたり、
人間と変わらないロボットを
育てるのはやはり大変だ。

（37巻 P109〜110
「かぐやロボット」）

のび太が育てた子どもの数、延べ４人！
少子化の昨今、この人数は
かなりすごいのではなかろうか。
のび太は小学生ながらに子育て経験も
結構豊富だったという
衝撃の調査結果が判明した！