『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、
のび太が拾った恐竜のタマゴ
ふ化させるところから物語が始まる。

実はドラえもんは、
タマゴにまつわるひみつ道具を
普段からたくさん出している!

今回はドラえもんが出した、
タマゴにまつわるさまざまなひみつ道具に
ついて調査した!

タマゴ型の道具はものを増やせる!

さっそくタマゴにまつわる
ひみつ道具を見ていこう。

タマゴ産ませ燈」は、
タマゴを産む生きものの形をしていれば、
時計やおもちゃであっても
タマゴを産ませることができる道具。

のび太はミミズクの時計や
ペンギンのおもちゃ、
カエルやカモのおもちゃに
タマゴを産ませて増やした。

(38巻 P28
「時計はタマゴからかえる」)

レプリコッコ」は
ニワトリ型の道具で、
見せたもののレプリカ(複製品)
入ったタマゴを産むことができる。

まんがを増やしたり、
おやつのプリンを増やしたりした。

(35巻 P50〜51「レプリコッコ」)

タマゴを産ませる流れが複雑だったのが
サイラン液」だ。

秘蔵の高級酒の残りがわずかだと
嘆くパパを見たのび太は、
ドラえもんに
酒をふやせないかしら」と相談する。

ドラえもんは二つ返事で引き受けるが、
取り出した「サイラン液」は
タマゴを産ませるための道具だった。
そう、魚のサケのことだと
取り違えていたのだ。

とりあえず酒ビンに
「サイラン液」を垂らすが、
これだけではなんにもならない。

(36巻 P155「酒の泳ぐ川」)

そこでドラえもんは
コジツケール」を使うことで
酒とサケをこじつけ、
なんと酒にタマゴを
産ませることに成功する!

アクロバティックな力技で
切り抜けた一例だ。

(36巻 P156「酒の泳ぐ川」)

タマゴ型の道具はものを増やすために
使われることが多い
ようだ。

タマゴの中から誕生した意外なもの!

タマゴにまつわるひみつ道具
というか、
ドラえもんはタマゴそのもの
ポケットから出したことがあった。


ドラえもんが
「なんのたまごだったっけ」と
首をかしげながら出したこのタマゴ。
実は気象台の学者が実験のために作った
台風のタマゴだった!

(6巻 P142〜143
「台風のフー子」)

タマゴから生まれた意外なものとしては
こんな例もあった。

鳥のヒナが生まれて
最初に見たものを親だと思い込む
「刷りこみ」という現象
がある。

この「刷りこみ」現象のように、
タマゴ型の入れ物から出て
最初に見た相手を好きになってしまう
刷りこみたまご」を使って、
最近冷たいしずかちゃんから好かれよう
と考えたのび太。


どうにかしずかちゃんを
タマゴに閉じ込めるが、
タマゴから生まれたしずかちゃんが
一番最初に目にした相手は…!?

(37巻 P134〜135
「たまごの中のしずちゃん」)

タマゴから生まれるのは
しずかちゃんだけではない。

口から入れたものが
何でもタマゴになって
出てくるひみつ道具

ドラえもんが取り出したことがあった。
ところが覗き込んだパパが
うっかり足をすべらせて…。

なんと、のび太とドラえもんは
パパをふ化させたこともあったのだ!

(大全集18巻 P28〜29
「なんでもたまごに…」)

ひみつ道具の使い方に関して
時に天才的なひらめきを見せるのび太。

動物の遺伝子アンプル」と
クローニングエッグ」を使った時も、
」と「白鳥」でペガサス
ワシ」と「ライオン」でグリフィン
ワニ」と「シカ」と「トカゲ」でリュウ
といった具合に、

複数の動物のアンプルを
混ぜ合わせて
伝説の動物を生み出す
という
ひねりを効かせた使い方を
編み出している。

(大長編9巻 P47〜48
「のび太の日本誕生」)

ところがタマゴの道具だからといって、
必ずしも中から
何かが生まれるわけではない。

カッコータマゴ」はカッコーが
他の鳥の巣に托卵するように、
この道具を身につけると、
勝手によその家族になれる
という道具。
タマゴの形のまま携帯して使うので、
タマゴ型なのに割れることがなかった
異色なタマゴ道具だ。

(27巻 P32〜34
「カッコータマゴ」)

ひとつのタマゴから物語が始まる
映画ドラえもん のび太の新恐竜』。
タマゴにはいろんな夢や
アイデアがつまっているのだ!!

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