現在大好評上映中の
「STAND BY ME ドラえもん 2」。
のび太のおばあちゃんの姿に
涙腺が崩壊した人も
多かったことでしょう!
今回はひみつ道具でのび太が再会した、
すべてのおばあちゃんを大追跡!

30年前:
パパが子どもだった頃のおばあちゃん

映画
「STAND BY ME ドラえもん 2」で、
のび太はなつかしいおばあちゃんと
再会するために、
自分が三歳の頃に出かけていった。
実はのび太が会ったおばあちゃんは
一人だけではない。
のび太はいろいろな
ひみつ道具を使って、
さまざまな時代の
おばあちゃんに会ったことがあるのだ!

おばあちゃんを追って、
特捜班が調査した!


順番に古い時代から追ってみよう。
現在から30年ほど前、
のび太のパパ(のび助)が、
のび太と同じ年くらいの頃の
おばあちゃんだ。
のび太から見たらおばあちゃんだが、
おそらく年齢は
今の玉子(のび太のママ)と
それほど変わらないと思われる。
まだ白髪もなく、
髪の毛も黒々としている。
ふくよかで小柄。
いつも温厚そうな
笑顔をたたえている姿は、
後のおばあちゃんのイメージと同じだ。

▲きびしいことを言うおじいさんから
のび助をかばうおばあちゃん。
(14巻P185「夢まくらのおじいさん」)
▲パパが小学生の頃、
全国図画コンクールで
金賞をとった時の記念写真。
(31巻P111「あとからアルバム」)
▲のび助の弟(のび太のおじさん)を
なだめるおばあちゃん。
(34巻P70「一晩でカキの実がなった」)
▲庭に打ち水をする
30年前のおばあちゃん。
(40巻P126
「タイム・ルーム 昔のカキの物語」)
20年前:
パパが学生だった頃のおばあちゃん

続いてはのび太のパパが学生だった頃、
20年前のおばあちゃんを見てみよう。
この時は、画家を目指して
海外留学に行くべきかと
進路に悩むパパを優しく見守っていた。

少し白髪交じりになってきたのか、
髪の毛の色も薄くなってきている。

(43巻P173「のび太が消えちゃう?」)
10年前:
のび太が赤ちゃんの頃のおばあちゃん

のび太が生まれた日も
もちろんおばあちゃんはご健在!
ただ、残念ながら
病院に覗きに行ったのび太たちと
入れ違いで直接顔は見られなかった。
ママの言葉によれば、
のび太が生まれたことを
顔中くしゃくしゃにして
喜んでいたとのこと。

(2巻P55「ぼくの生まれた日」)

のび太の誕生からもう少しあと、
のび太が赤ん坊の頃(満一歳)の
おばあちゃんも確認できた。
10年前と比べると
頭はすっかり白髪になり、
しわも増えている。
のび太はこの時
「タマシイム・マシン」で
魂だけ赤ん坊の
のび太に乗り移っていて、
「ばあちゃん」と呼びかけると
涙を流して喜んでいた。

(13巻P148「タマシイム・マシン」)
のび太が三歳の頃のおばあちゃん

おばあちゃんに会いたいと
考えたのび太が
真っ先に会いに行ったのが、
のび太が三歳の頃のおばあちゃんだ。
以前に比べてしわが増えたが、
のび太のために
町中のおもちゃ屋さんを歩き回って
花火を探してくれたりと元気な様子だ。
未来から来たのび太のことを
疑うことなく受け入れ、
優しく抱きしめてくれた。

(4巻P187「おばあちゃんのおもいで」)

のび太が三歳の頃の
おばあちゃんのところには、
酔って手がつけられなくなった
現在のパパを連れて行ったこともある。

のび太を見て
「こないだきた十年後ののびちゃんね」
声をかけているので、
前回から間もない時期の
おばあちゃんだと判断できる。
のび太にも優しい
おばあちゃんだったが、
パパにも優しい。
会社でイヤなことがあった
パパの愚痴を膝枕で聞いてくれた。

(16巻P163「パパもあまえんぼ」)
のび太が四歳の頃のおばあちゃん

幼稚園の頃、おとなりの家に住んでいた
ノンちゃんという女の子に
タイムマシンで
会いに行った時もおばあちゃんがいた。
夕飯の席にのび太を着かせ、
ノンちゃんが引っ越す時は
家の前に出て見送っていた。

(6巻P94「赤いくつの女の子」)

また、のび太が
「人生やりなおし機」を使って
四歳の体に戻った時も
おばあちゃんと再会している。
いつも泣かされて帰ってくるのび太が
ジャイアンやスネ夫を泣かせていたので、
おばあちゃんはびっくり!

おまけにのび太が天才だと診断されて、
涙を流してありがたがっていた。

(15巻P105「人生やりなおし機」)

晩年のおばあちゃんは
病気で床にふせっていたようだ。
しかし、庭で転んで泣いていた
のび太を心配して、
起きてきてダルマを
渡してくれたことがあった。
起き上がりこぼしのダルマのように、
何度転んでも一人で起き上がれるように
なってほしいと願っていたのだ。

おばあちゃんが亡くなってしまったのは
それから間もなくだった。

(18巻P130「あの日あの時あのダルマ」)

それ以来のび太は
生まれ変わったように…
は変わらないが、
大好きなおばあちゃんの
思い出といっしょに、
のび太なりに時々やる気を出している。

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