休日の予定がつぶれたり、
洗濯ものがなかなか干せなかったりと、
なにかとお天気にヤキモキさせられる
梅雨の季節。

その一方、作物の成長やダムの貯水など、
降ってもらわないと困ることも。
今回は最強のお天気道具を求めて調査します!

お天気道具は責任が重い!

天気決定表」は、
日付と時間が入ったシートに
お天気を書き込んでいくと、
そのとおりになる道具。

この道具、どうやら
未来世界の気象庁が使っている
らしく、
表紙に「気象庁専用」と書かれている。
ドラえもんがどういうルートで
手に入れたのかは不明だが、
さすがに未来世界の気象庁が
使っているだけあって
効き目も高く、有効範囲も広いようだ。

しかし、「天気決定表」は本来であれば
経済動向や社会情勢まで
鑑みて運用されるもの。

責任が重大すぎて、
ちょっと個人で使用するのが
ためらわれてしまう。

(12巻 P78「天気決定表」)

もう少し気楽に使えるものはないかと
探してみたところ、
お天気ボックス」という道具もあった。
こちらは時間指定などの細かい手間はいらず、
晴れ、曇り、雪、風などのカード
機械に入れるだけのお手軽さ。
ただし、当然ながらカードをなくすと
使うことができなくなってしまうので、
管理が苦手な人には向いていない弱点がある。

(10巻 P84「お天気ボックス」)

大勢に影響を出さず、
気軽に使いたければどうすればいいだろう?
ご近所さんに迷惑をかけずに
お天気を操りたい。

そんなワガママに応えてくれる道具はないか?

気候集中装置」は一キロ四方のお天気を、
ホースで囲んだ中にまとめる
ことができる
スグレモノ。
冬の日差しを集めて洗濯ものを
カラッと乾燥させたり、
積雪量が少なくても一か所に降らせれば
雪遊びにも困らない。

(43巻 P70「まわりのお天気集めよう)
ちょっと変わったお天気道具

季節カンヅメつめあわせ」は、
春夏秋冬の四季が入ったカンヅメのセット。
お天気を操るのではなく、カンヅメを開けると
季節に合った気候が8時間続く。

冬場に夏のカンヅメを開けて暖を取ったり、
夏場に冬のカンヅメを開けて
涼んだりすることができる。
未来世界ではお中元の贈答品としても
使われているようだ。

(44巻 P130「季節カンヅメ」)

また、ちょっとした変化球として
雨男晴れ男メーター」を使う方法もある。
これは雨男(女)か晴れ男(女)かを測定できるメーター。
この道具を使って晴れ男(女)を判定し、
複数の「晴れ男(女)」たちを集めて、
周辺の天気を晴れにするという手段もある。

雨を降らせたければその逆にすればいい。
しかし、この方法は選別に時間がかかる上、
その場に足止めしておかなければ
ならないので大変だ。

(34巻 P85「雨男はつらいよ」)
特捜班イチオシのお天気道具はコレ!

特捜班として、
最強のお天気道具に対する
一つの回答を示したい。
それは、台風の子どものフー子だ!
フー子は気象台の学者が実験のために作った、
生きている台風
だ。
フー子といい「天気決定表」といい、
ドラえもんは気象庁方面に
何かパイプでもあるのだろうか?

フー子は棒を投げれば
愛犬のように持ってくる
し、
意地悪なジャイアンやスネ夫は
竜巻で巻き上げてこらしめてくれる。

遊び相手にもボディガードにも
なってくれるのだ。
しかもエサはローソクの炎など、熱い空気だけ。
エサ代の心配もかからないと、
いいことづくし。

お天気を操るような能力はないが、
それでも心地よい風を吹かせることもできるし、
ちょっとした雲なら吹き飛ばしてしまう
こともできるだろう。
なんといってもなついてくれる台風なんて、
最高すぎる。

(6巻 P144「台風のフー子」)

そんなワケで、
最強のお天気道具はひとまずフー子、
という結論に至った!

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第2回は、6月4日(火)AM10:00ごろ公開予定です。