「タケコプター」といえば
「どこでもドア」と並ぶ超有名道具!
しかし、
この有名な道具にも、意外な落とし穴があったのだ!
タケコプター使用時に注意すべき点
について調査した!
手軽に使えて持ち運びも楽ちん。
タケコプターはとても便利な道具だ。
未来からやって来たドラえもんが、
最初に取り出したひみつ道具もタケコプターだった。
いかにタケコプターが
ごく普通の移動手段として使われているかがわかる。
しかし、
いちばん最初にのび太が被害に遭った
ひみつ道具もタケコプターなのだ。
ドラえもんがのび太のお尻に
タケコプターを付けてしまったせいで、
ズボンからのび太がスッポリと
落ちてしまっている。
もしかしたら未来世界では
ぴっちりしたツナギのスーツが標準で、
ドラえもんは上着とズボンに分かれた
現代の服の構造が
よくわかっていなかったのかもしれない。
さて、タケコプターは
いつ頃からある道具なのだろう?
調査にあたると、
25年後の世界でのび太の息子のノビスケも
タケコプターを使用している事実をつきとめた!
思っていたよりも
タケコプターの実用化は早いらしい。
タケコプターはかなり古参のひみつ道具
といえそうだ。
そして、タケコプターはどうやら安いらしい?
ひみつ道具は買ったりレンタルしたり、
いずれにしてもお金がかかるが、
ドラえもんは必要であれば
すぐに複数のタケコプターを取り出している。
25年後には実用化されているようだし、
ドラえもんが暮らしていた22世紀では、
きっとさらに安く出回っているに違いない。
調査を進めていくと、
タケコプターの手入れをしている
ドラえもんの姿を発見した。
安くても普段からよく使う道具だけに、
できる限り長持ちするように
気を使っているのだろう。
なにかと道具が必要なのび太のために、
節約精神で備えるドラえもんは
子守りロボットの鏡だ。
技術的にもこなれ、
安く入手できるらしいタケコプターだが、
唯一ざんねんな部分がある。
それは電池が長持ちしないこと。
「時速八十キロで八時間連続運転すると
電池があがっちゃう」と、
ドラえもんも説明している。
確かにのび太のタケコプターは
電池切れになっていることが多い。
のび太は学校に遅刻しそうな時にも
「タケコプター通学」しようとしていたので、
日常的に酷使しているのだろう。
もう一点、使用上の注意としては、
きちんと頭に装着してから
スイッチを入れるべきだということ。
さもないとタケコプターだけが
飛んで行ってしまう可能性がある。
こんななんてことはないケアレスミスで、
のび太は無人島に10年取り残されてしまった。
これだけ普段からタケコプターの
恩恵にあずかっているのに、
のび太ときたら
あまりありがたみを感じていない様子。
せっかくドラえもんに
出してもらったタケコプターも、
机の引き出しに無造作に投げ入れているようだ。
さらに「また新しいの、
五、六本ちょうだい」なんて、
実に軽々しくねだっている。
もっともヒドいのは、
玄関で待ち構える
お説教モードのママを避けるため、
二階への出入りに使用した例。
タケコプターをちょっとした縄ばしごがわりだ。
宝の持ち腐れのようなのび太の使い方こそ、
もっともざんねんな部分かもしれない。
しかし、
容赦なく普段使いするのび太だからこそ、
なんともぜいたくな使い方もしている。
昼寝のしすぎで深夜に目が覚めたのび太は、
タケコプターで空の散歩へと出かけているのだ。
寝苦しい夜に窓からブラっと、こんなに手軽に
のんびりゆったりと深夜の空中散歩を楽しめたら
どんなに素敵なことか。
なんともうらやましい、
「ひみつ道具のある生活」の一場面だ。
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