ドラえもんを頼るのはのび太だけではない!
自分の力で解決できない問題が発生した時、
ドラえもんのひみつ道具で解決してもらおうと
みんな頼りにしているのだ。
今回はそんな、のび太以外の人に
頼られている現場を追ってみました!
しずか、スネ夫、ジャイアン編
さて、さっそくのび太以外の
3人の頼り方を調査してみよう。
実はそれぞれの頼み方に、
その人らしい個性が出ているのだ。
まず、しずかちゃん。
真面目な彼女は困ったことがあっても
すぐに言い出せない。
ピーナッツと一緒に、間違って
ママのオパールを飲み込んでしまった
しずかちゃん。
思い詰め、迷いに迷って、
襟を正して、ようやく打ち明けた。
スネ夫はしずかちゃんと真逆といえる。
たいてい、自分のついたウソや
失言のせいでピンチに陥っている。
つまり自業自得だ。
それなのに相談の途中で
自慢話をはさんだりして
同情できないことこの上ない。
同情できるという意味では
ジャイアンは強い。
普段のガキ大将としての
いばり散らした態度はどこへやら。
恥も外聞もかなぐり捨てて、
泣きわめき、すがりついてくる姿を
見せられてはとても断れない。
力づくでも泣き落としでも、
人を動かすのが案外うまい
ジャイアンなのだ。
パパの場合、あまり自分から
ドラえもんに頼ることはない。
たいてい困っているパパを見かねて、
のび太とドラえもんが手助けする例がほとんどだ。
用件としては自動車免許取得の手助け
禁煙・運動不足解消のためのジョギングの手助け
などが主なところ。
パパに比べて、ママは明らかに図々しい。
パパのために出した道具「おくれカメラ」を
借りて戸棚のドラ焼きを盗み食いした
犯人をつきとめようとしたり、
「架空人物たまご」から呼び出した
孫悟空に買い物を頼んだり、
シンデレラを褒めちぎりながら
そうじをやらせていた。
また、ひみつ道具で作った
ひみつ基地の指令室を乗っ取り、
勉強しないのび太をミサイルで
おどかしたりしている。
そしてついには、
のび太を監視するための道具を
ドラえもんに発注するほど、
ママはドラえもんを使っている!
もはや頼みごとではない。
そんなパパとママの用件が
たまたま重なってしまうと恐ろしいことになる。
おこづかいに困ったのび太は、
ひと振りするごとに300円出るが、
身長が1ミリ低くなる「デビルカード」に手を出す。
手軽にお金を取り出すのび太の様子を
見たパパはこづかいの足しに、
ママは月賦の立て替えに使ってしまう!
結局40万円ほど使い込み、
のび太は消滅に危機におちいってしまった!
大人の用件はシャレにならないのだ。
そして最後に、
意外な組み合わせで頼り、
頼られている場面を集めてみました。
泣きつかれるのは
ドラえもんばかりじゃない!
金貨を盗んだ犯人に疑われた
ドラえもんがのび太に泣きつき!
のび太に特製のたこをなくされたスネ夫が
しずかちゃんに泣きつき!
誰もいなくなった町で不安になった
のび太がしずかちゃんに泣きつき!
でも一番しっくりくるのは、
やっぱりのび太がドラえもんに
泣きついているところ!