『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、
のび太が拾った恐竜のタマゴを
ふ化させるところから物語が始まる。
実はドラえもんは、
タマゴにまつわるひみつ道具を
普段からたくさん出している!
今回はドラえもんが出した、
タマゴにまつわるさまざまなひみつ道具に
ついて調査した!
さっそくタマゴにまつわる
ひみつ道具を見ていこう。
「タマゴ産ませ燈」は、
タマゴを産む生きものの形をしていれば、
時計やおもちゃであっても
タマゴを産ませることができる道具。
のび太はミミズクの時計や
ペンギンのおもちゃ、
カエルやカモのおもちゃに
タマゴを産ませて増やした。
「レプリコッコ」は
ニワトリ型の道具で、
見せたもののレプリカ(複製品)が
入ったタマゴを産むことができる。
まんがを増やしたり、
おやつのプリンを増やしたりした。
タマゴを産ませる流れが複雑だったのが
「サイラン液」だ。
秘蔵の高級酒の残りがわずかだと
嘆くパパを見たのび太は、
ドラえもんに
「酒をふやせないかしら」と相談する。
ドラえもんは二つ返事で引き受けるが、
取り出した「サイラン液」は
タマゴを産ませるための道具だった。
そう、魚のサケのことだと
取り違えていたのだ。
とりあえず酒ビンに
「サイラン液」を垂らすが、
これだけではなんにもならない。
そこでドラえもんは
「コジツケール」を使うことで
酒とサケをこじつけ、
なんと酒にタマゴを
産ませることに成功する!
アクロバティックな力技で
切り抜けた一例だ。
タマゴ型の道具はものを増やすために
使われることが多いようだ。
タマゴにまつわるひみつ道具
というか、
ドラえもんはタマゴそのものを
ポケットから出したことがあった。
ドラえもんが
「なんのたまごだったっけ」と
首をかしげながら出したこのタマゴ。
実は気象台の学者が実験のために作った
台風のタマゴだった!
タマゴから生まれた意外なものとしては
こんな例もあった。
鳥のヒナが生まれて
最初に見たものを親だと思い込む
「刷りこみ」という現象がある。
この「刷りこみ」現象のように、
タマゴ型の入れ物から出て
最初に見た相手を好きになってしまう
「刷りこみたまご」を使って、
最近冷たいしずかちゃんから好かれよう
と考えたのび太。
どうにかしずかちゃんを
タマゴに閉じ込めるが、
タマゴから生まれたしずかちゃんが
一番最初に目にした相手は…!?
タマゴから生まれるのは
しずかちゃんだけではない。
口から入れたものが
何でもタマゴになって
出てくるひみつ道具を
ドラえもんが取り出したことがあった。
ところが覗き込んだパパが
うっかり足をすべらせて…。
なんと、のび太とドラえもんは
パパをふ化させたこともあったのだ!
ひみつ道具の使い方に関して
時に天才的なひらめきを見せるのび太。
「動物の遺伝子アンプル」と
「クローニングエッグ」を使った時も、
「馬」と「白鳥」でペガサス、
「ワシ」と「ライオン」でグリフィン、
「ワニ」と「シカ」と「トカゲ」でリュウ
といった具合に、
複数の動物のアンプルを
混ぜ合わせて
伝説の動物を生み出すという
ひねりを効かせた使い方を
編み出している。
ところがタマゴの道具だからといって、
必ずしも中から
何かが生まれるわけではない。
「カッコータマゴ」はカッコーが
他の鳥の巣に托卵するように、
この道具を身につけると、
勝手によその家族になれるという道具。
タマゴの形のまま携帯して使うので、
タマゴ型なのに割れることがなかった
異色なタマゴ道具だ。
ひとつのタマゴから物語が始まる
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』。
タマゴにはいろんな夢や
アイデアがつまっているのだ!!
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