「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」に、
なんとホンモノそっくりの
1/5サイズ「のび太の家」が登場!!
スペシャル編第2弾は、
前回に引き続き
のび太の部屋の本棚をチェック!
今回ものび太の部屋から
1ミリも動かないので、
覚悟してほしい!
なお前回同様、
本調査は一般観覧者と同じく
「てんコミ探偵団」が目視調査した
結果であり、
中には事実誤認があるかもしれない。
その時はぜひ探偵団員の一人として
ご意見、発見をお知らせいただければ
幸いである!
それにしても
のび太の部屋の本棚は実に興味深い。
並んでいる品物や本が、どれもこれも
「いわれ」のあるものばかりで
全然無視できないのだ。
今回はのび太の部屋の本棚のみならず、
床の上に散らばる本まで徹底的に拝見!
ではさっそく、右上の棚を見ていこう。
棚の上にはプラモなどが積まれている。
(33)の「百丈島」は、「プラモ化カメラ」で
作った島のプラモ。
ひと箱に1個のパーツが入っていて、
12万8660個のパーツを組み立てると
巨大な島が完成する。
(34)の「タイタニックロボ」は
16箱分のパーツを組み立てて合わせると、
全長10メートルの巨大ロボが完成する
未来のプラモ。
(35)は「カップめんのプラモ」。
臨時収入でプラモを買うか、
カップめんを買うかで
悩んだ末、のび太が買ったもの。
(36)の「スペース・ウォーズ
ゲームセット」は、
ドラえもんが取り出した未来のゲーム。
ロケットに乗り込んで、敵の宇宙船をレーザー
砲で撃ち落とす。
(37)の地球儀は、のび太が
ドラミちゃんに海底を歩いて
太平洋を横断する計画を
話した時などに使ったもの。
このまま右上の最上段をチェックしよう。
(38)の怪しげな背表紙は、いつの間にか
のび太の部屋に落ちていた謎の本。
どのページをめくっても
ふしぎな言葉が書かれている。
(39)の「マンガ原作大全集」は、
物語が浮かばない人のために、
いろいろな筋書きを収録したストーリー集。
5巻は「SFマンガ集」だ。
その横には
「アラビアン・ナイト」や
「ガリバー旅行記」など、
小学生向けの世界の名作
(少年少女世界の名作文学/小学館)が並ぶ。
(40)は、セワシが送ってきた
「おはなしバッジ」。
「したきりすずめ」「かちかち山」
「うらしまたろう」など、
さまざまなおはなしがあり、
バッジをつけると
おはなしの主人公と同じことが起こる。
(41)は、去年カブトムシを
飼っていたガラスばち。
そのまま放っておいたところ、
どこからかタンポポのタネが飛んできて
つぼみをつけていた。
小休止したい人もいるかもしれないが、
頑張ってついてきてほしい。
休む間もなく続けて二段目。
(42)の「週刊のび太」は、のび太が
自分のまんがを載せるために作った雑誌。
表紙がのび太で評判が悪かった創刊号と、
読者の意見を反映して
しずかちゃんが表紙を飾った
2号まで出された。
(43)の「宇宙ターザン」は、
元々テレビの特撮番組。
(44)の「たのしい算数」「〜社会」
「〜理科」「〜国語」の4冊は、
パパから渡されたクリスマスプレゼント。
(45)は未来の遊び道具
「宇宙たんけんごっこ」。
たくさん入っている星の風船を
ふくらませて空に浮かべ、
風船ロケットで目当ての星を冒険する。
その横には
「リンカーン ベートーベン」など、
世界の偉人伝(少年少女世界伝記全集/
小学館)が並んでいる。
名作文学、参考書、偉人伝と、
かなり偏差値の高い棚だといえるが、
(41)のガラスばちと同じく、
放置されたものが
並んでいるだけの気配も漂っている。
そろそろ疲れてきた人もいるかもしれないが、
探偵団のコーフンはおさまらない。
引き続き三段目のチェックに進む。
(46)の「冒険太郎」は
ハラハラドキドキする冒険まんが。
(47)の「スタジオマガジン」も
ゴロゴロしながら
のび太が読んでいたまんが
のうちの一冊。
(48)「日本昔話」はみんなが持ってきた
ゴミの中にあった本。
「ぼくにもよめそう」とのび太が持ち帰った。
(49)の「つるのおんがえし」は
のび太が部屋で
寝ころびながら読み返していた本。
(50)の「赤毛のアン」は、
読書感想文を書くために、
しずかちゃんから借りた本。
(51)のパズルは、
ドラえもんが熱中していたものか?
(52)の「のび太ゲーム」は
ひみつ道具でのび太が
作り出したオリジナルキャラクター商品。
スリルいっぱいののび太の一日を
題材にしたボードゲーム。
(53)は未来のすごろくゲーム
「宇宙探検すごろく」。
箱の中に入って進み、
できるだけ早く上がったら勝ち。
(54)はのび太が集めている
くずえんぴつのコレクション。
(55)のオセロゲームは
のび太やドラえもんも
よく遊ぶ定番ゲーム。
(56)の「偉い人の話 シュバイツァー」は
パパがためになるからと
去年買ってくれた本。
(57)「透明人間」は
ジャイアンに奪われたものを
取り返した小説。
(58)のスライムは
ドラえもんが遊んだりしていた。
手が届きやすいこの段に
突っ込まれているゲームやパズルは、
比較的よく遊ぶものなのかもしれない。
さて、いよいよ
右側の最下段を確認しよう。
(59)のダルマは、
のび太のおばあちゃんが
「ひとりでおっきできる」ように
とくれたもの。
のび太にとっても思い出深い品物。
(60)の「パーマン」は、ドラえもんも
読んでいる大人気まんが。
(61)のチラッと見えているスケッチは、
寝ているドラえもんをモデルに
のび太が描いたもの。
パパからは「どうしてのび太は
絵がへたなのかね」と問われた。
(62)の下の部分が見えているのは、
ひみつ道具を使ってドラえもんが作った
最新アニメ「建設巨神イエオン」の
スケッチブック。
絵の具セットの横に並んでいることから、
この辺りはお絵かき道具ゾーンに
なっているようだ。
プラモやまんがだらけの本棚だが、
図鑑や名作文学や
偉人伝などが意外と多いのは、
のび太の両親やおじさんなどが
気にかけてくれているからなのだろう。
ふー、いよいよ床の上へと移動しよう。
もちろんゴロゴロするためではなく、
床の上に散らばる本などを調査するのだ!
(63)は、ひみつ道具を使って
古いゼンマイおもちゃの車をデラックスにした
スーパーカーのラジコン。
(64)の「オハゲのO太郎」は20年前に
流行ったまんがのノート。
(65)の「大宇宙の冒険」はのび太が
珍しく熱中して読んでいたSF小説。
(66)の「けんか読本」は、
めったにないことだが
ジャイアンがのび太に貸してくれた本。
ちなみにミュージアム内の
1階「展示室Ⅰ」でも、
この本が展示されているので、
そちらも忘れずチェックしたい。
(67)の「ドタバタくん」は、
のび太とドラえもんが
涙とハナミズを流して笑ってしまうほど
面白いギャグまんが。
(68)「フジモトくん」は、
スネ夫が木の上で優雅に読んでいたまんが。
(69)の「スーパーダン」は、
ジャイアンも憧れてマネをしていた
ヒーローもの。
今度はのび太の机の右側を見てみよう。
(70)のゴミ箱には
0点の答案が捨てられている。
(71)はフニャコフニャ夫先生の
「ライオン仮面」。
先の読めない展開で、のび太たちの間でも
話題沸騰の人気まんがだ。
これにてのび太の部屋のチェックは完了!
一般観覧者として潜入したので、
探偵団の撮った写真のピントが甘く、
確認できない部分もいくつかあった。
ぜひ探偵団員諸氏も
現地に赴き、実際に現地調査に
あたってほしい!
また、ドラえもんが普段使っている
押し入れの中も非常に気になるのだが、
残念ながらそちらはまだ開放されておらず、
内部は観察できなかった。
今後の展示に期待したい!
エピソードを探してね。
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藤子ミュージアムでは
「のび太の家」を実際に見ることができるよ!
君だけの発見があるかも?!
第3回は、4月16日(火)AM10:00ごろ公開予定です。