♪忘れないよ〜…
てんコミ探偵団は
『映画ドラえもん のび太の月面探査記』に
登場した印象深いひみつ道具のうちから、
「わすれろ草」に大注目したぞ!!
その理由は…ポワ〜ン、忘れてしまった!!
今回はドラえもんが取り出した
忘れる機能を持った
道具について、あれこれ大調査!!
『映画ドラえもん のび太の月面探査記』で、
のび太は月面にウサギたちの王国を作り出す。
王国に住む月のウサギ=
ムービットたちを襲うのが、
図工の苦手なのび太が
作り損なったウサギ怪獣だ。
このウサギ怪獣をおとなしくさせるため、
品切れ中だった
「桃太郎印のきびだんご」の代わりに
ドラえもんが取り出したのが
「わすれろ草」だった。
「わすれろ草」は花のにおいをかぐと、
何をしようとしたか
一時的に忘れさせてしまう道具。
忘れるのは直前の記憶だけで、
しばらくすると思い出すようだ。
しかし、
取り出す時にうっかり
においをかいでしまって、
自分が何をしようとしたのか
忘れてしまうという
"うっかりミス"を起こしやすい
使い勝手の悪さがある。
「ワスレンボー」は、
一定期間の時間をセットして頭に触れると、
その時間内に起きた出来事を
忘れさせることができる道具。
「わすれろ草」よりも、
少し長めの効き目があるようだ。
「ワスレンボー」によく似た
「ワスレバット」という道具もある。
こちらは形が野球のバットに似ていて、
なぐるとその時考えていたことを
忘れさせることができる道具。
強くなぐると、かなり大事なことまで
忘れさせてしまうらしい。
バットの細い方でなぐると
思い出すことができるのがポイントだ。
ピンポイントで記憶を消去したい場合は
「メモリーディスク」という道具がある。
これはディスクの中に記憶を
移し替えてしまう道具。
プレーヤーで、抜き取った記憶を
見ることもできる。
都合の悪い記憶の部分を
マジックで塗りつぶして記憶を戻せば、
相手が思い出す心配もない。
また、自分に都合のいいニセの記憶を
はめ込むこともできる。
CD-ROMやDVD-ROMのような、記憶の記録媒体だ。
「ドラキュラセット」は、
マントとキバを装着して
ドラキュラになれる道具。
コウモリの姿になって忍び込み、
首筋に吸いついて
血のかわりに脳みそから
記憶を吸い取ることができる。
この道具も「メモリーディスク」
と同じように、
ある出来事に関連した記憶だけを
消すことができるようだ。
ただし、
本物のドラキュラと同じく
ニンニクには弱いので、
相手がニンニクたっぷりのギョウザを
食べていると近づくことができない。
花型、棒型、ディスク型、
ドラキュラ型(!?)と、
忘れさせる効き目をもつひみつ道具は、
実にバラエティー豊かな形と
使い方があるのだ!
さて、忘れさせる道具とは逆に、
覚えたり、思い出したりさせる
ひみつ道具もある。
「アンキパン」はノートや本など
覚えたいものに貼りつけて転写し、
食べることで暗記できる道具。
電話帳でも丸暗記できるが、
覚えられるのは食べた分だけ。
しかも、食べたものを出してしまうと、
覚えていたことを
すっかり忘れてしまうという弱点がある。
「わすれとんかち」は、
どうしても思い出せない時に頭を叩くと、
忘れていたことを思い出すことができる道具。
しかし、思い出すつもりで
がむしゃらに叩きすぎると、
自分のこともわからなくなってしまう
もろ刃の剣だ。
「わすれろ草」をかいで忘れたあとに
「わすれとんかち」でなぐって思い出させる
"矛盾(ほこたて)対決"も見てみたい。
覚える道具や思い出す道具も、
使い方によっては余計に忘れさせて
しまうこともあるようだ。
この調査結果は忘れないで!
エピソードを探してね。
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