春といえば新学期。
進級やクラス換えで
新しいスタートを迎える季節だ。
一見変わらないように見える
のび太のクラスメートたちだが、
中には転校してきた子もいる。
ということで、のび太のクラスの
転校生たちについて調査してみた!
まずはうらなりくん。
のび太たちのクラスに転校してきた子で、
遊びにも加わらず、
いつもすみっこで写真を眺めては
思いつめた表情を浮かべている。
下の名前は一夫。
女の子でもないのに、
のび太が思わずウキウキとしてしまった転校生もいる。
その名は多目(ため)くん。
実はこの多目くん、
勉強も運動ものび太よりもできない。
のび太が優越感を感じることができる、
非常に珍しいクラスメートなのだ。
そして駅前にできた15階建てのマンション、
メゾン・バベルトップに引っ越してきた子。
砂ぼこりや騒音も気にならず、
この高さだと虫も飛んでこないという住環境の良さに、
思わずスネ夫もうらやましがる。
地味な見た目で
一見特徴のない印象の少年だが、
捜索範囲を広げると、
実は野球をやらせれば
かなりの長打を飛ばす
強打者だという情報を得た。
ちなみにこの時、
引っ越してきたのが
15階建てマンションの12階であることと、
彼の名前が
マナブということも判明している。
しかし、引っ越してくるのは
なにも転校生に限らない。
中には同じ学区内で引越しをする
クラスメートもいる。
のび太に、映画館のとなりに
引っ越したことを自慢する少年がそうだ。
彼の前の家はボウリング場のとなり、
その前は釣り堀のとなりだったという。
引越しすることが趣味の一家もいるのだ。
のび太にとって気が気ではない転校生もいる。
その名は矢部小路(やぶこうじ)、
通称コーシャクだ。
のび太によればコーシャクは
「ちょっとばかり家が金持ちで、
美男子でスポーツマンで頭がよくて…」
というタイプ。
コーシャクの転校以来、
しずかちゃんはコーシャクと
ばかり遊んでいるようで、
のび太としては面白くないのだ。
残念ながらコーシャクの顔は
確認できないのだが、
その後しずかちゃんが
遊びに行った様子がないところを見ると、
再び引っ越してしまったのか、
出木杉の出現で
すっかり影が薄くなって
しまったのかもしれない。
また、転校生ではないのだが、
しずかちゃんと幼なじみが再会したこともある。
しずかちゃんの家の隣に住んでいた
ケンちゃんというお兄ちゃんで、
しばらく引っ越していたが、
「東京の高校へ入ったので、
またきたんだ」と顔を出したらしい。
しずかちゃんにとっては
4年ぶりの再会だったようで、
その日のび太と遊ぶ約束は
なしにされてしまった。
のび太にとっては引っ越してこられると面倒な相手もいるのだ。
新生活の季節には、
出会いがあれば別れもある。
スネ夫は半年前に
ブラジルに引っ越していった水野くんと、
カセットテープで
「声の便り」を交換している。
のび太、しずか、ジャイアンも
水野くんと同じクラスメートだったようで、
水野くんの声を懐かしんでいた。
しずかちゃんが女の子と、
泣いて別れを惜しんでいることもあった。
この子はアメリカに
引っ越してしまうようで、
手を握って涙ながらに見送り、
プレゼントを手渡している。
別のクラスの女の子だったのか、
のび太はあまり関心がない感じ。
しずかちゃんの様子を見ると、
かなり仲が良かったようだ。
のび太にとって
忘れられないつらい別れもあった。
それはのび太が幼稚園の頃。
気の優しいのび太は、
隣の家のノンちゃんという女の子と
よくおままごとをして遊んでいた。
それをスネ夫とジャイアンにからかわれ、
二人にはやされるまま
ノンちゃんのくつを隠してしまったのだ。
ほどなくしてノンちゃんは
アメリカへ引っ越してしまう。
謝ることも、
きちんとお別れを言うこともできず、
手元に残った赤いくつと
一緒にのび太の心に後悔を残したのだ。
確かに別れはつらいもの。
しかし、別れが惜しくなるような出会いに
巡り合えるのは幸せなことだ。
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