大公開中の
『映画ドラえもん のび太の宝島』に合わせ、
今月は「映画公開記念特別月間」
でお送りします!
『映画ドラえもん のび太の宝島』では、
のび太たちは
海賊船・ノビタオーラ号に乗り込んで
胸躍る大冒険の海へと出帆します。
でも、船に乗るのは
海賊だけとは限らない!
というわけで、大長編に登場した
さまざまな船
について
調査してみました!
丸太をつなげて作るイカダは、
もっともお手軽な船のひとつ。
白亜紀で恐竜ハンターに追われた
のび太たちは、冒険先の木材を利用して
イカダを作り逃走用に用いた。
コーヤコーヤ星全体が
海におおわれた時は、
ひみつ道具「救命イカダ」で
ピンチをやり過ごした。
宿泊用のテントが併設されているので、
避難中もぐっすりと眠ることが
できる安心設計。
「救命イカダ」が居住性に配慮した
作りだとしたら、
ひみつ道具「絶対安全救命いかだ」は
安全性対策に重きを置いた作り。
ボトルシップのように
ビンの中に入っているので、
天候や高波の影響も受けず、
乗っていればいつか必ず目的地まで
流れ着く。
イカダから生えた木から一日三回
おべんとうの実が落ちてきて
食事の心配もいらず、オールを使って
いかだをこげば、少しは早く
進むこともできる。
居住性や安全性が高められ、
三食完備されたりとさまざまに発達する
未来のイカダだが、あくまで
推進装置を取り付けず
イカダとしてのメンツを
保っているのが面白い。
イカダではないが、コーヤコーヤ星で
のんびりと川下りを楽しんだ
素朴なボートもあった。
コーヤコーヤ星に自生する、
植物の大きな葉っぱをそのままボートに
しているのだと思われる。
アフリカ奥地の
ジャングル探検の時には、
ドラえもんがわざわざ探検ごっこ用の
蒸気船を出している。
秘境ムードを盛り上げる
クラシカルな船に揺られ、
スネ夫も「リビングストンや
スタンレーになったような気がするよ」
と雰囲気にひたっていた。
地下水脈をさかのぼるために
ドラえもんが出したのが
「さかのぼりボート」。
滝をのぼるコイのように
流れにさからって進み、
コンゴ盆地の奥深くに位置する
バウワンコの王国に向かった。
リアルなコイではなく
こいのぼりのようなデザインで、
まるで遊園地の乗りもののような
愛嬌がある。
空飛ぶ船は、火を吐く車とともに
地上侵略用にコス博士が作った兵器だ。
巨大なプロペラで飛行し、
上空から兵士たちが爆薬を投げ落とす。
舳先についたイヌの船首像が特徴的。
地底世界に住む恐竜人たちは、
次元転換船という船で移動する。
地磁気を帆に受けて走り、地殻を突き抜けて
地底大陸の間を航行するのだ。
しかも、地上遠征軍が乗り込んだ
巨大な次元転換船は
タイムマシンになっており、
6500万年前の恐竜絶滅を
阻止しようとした。
ピリカ星の情報機関PCIA(ピシア)の
戦闘艦は、クジラのような見た目。
PCIAの無人戦闘艇はシャチ型、
戦闘ヘリはサメ型など、
海洋生物をイメージしている。
ピリカ星人は体が小さいので、
戦闘艦も軽自動車並みのサイズだ。
クジラといえば
ドラえもんもクジラ型の潜水艦を
出したことがある。
ロボットたちに人間が支配されて
しまったチャモチャ星で、
独裁ロボット・ナポギストラーの
手から逃れるために乗り込んだ。
PCIAのクジラは戦闘艦だったが、
こちらのクジラはぬいぐるみ風で
縫い目も入っていてかわいらしい!
どれも船という言葉で呼ばれるが、
見た目も用途も実にバラエティーに
富んでいるのだ。
七回もの大航海に挑んだ、
自由と冒険を愛する
英雄・船乗りシンドバッド。
ドラえもんたちは794年のバグダッドで
実在のシンドバッドに遭遇する。
砂漠の中の黄金宮に一人住む
シンドバッドは、ビンの中の魔神や
空飛ぶ木馬など、不思議なコレクションに
囲まれて暮らしていた。
そんなシンドバッドが乗り込むのが、
砂の海を疾走する不思議な砂舟!
砂漠に放し飼いしている砂イルカや
砂クジラが泳ぐ中を
砂舟で巡るシンドバッドは、
まさに伝説の船乗りだ。
宝島を目指したり、空を飛んだり、
時に滝から落ちたり……。
冒険をいっそう盛り上げてくれる
船の存在は欠かせないのだ!
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