さて、そんなジャイアンズと
戦うのはどんなチームだろう？

一つはジャイアンズを追われた
のび太が腹いせに作った女子野球チーム。
ドラえもんに出してもらったひみつ道具で
戦うが、ワンマン監督ののび太は
女子たちに嫌われてしまった。
このチームは長続きしなかったようだ。

（7巻 P26）

そしてもう一つがとなり町の
野球チーム、チラノルズだ。
ニキビ面のキャプテン・寺野（てらの）に
率いられたチラノルズは、
ジャイアンズの良いライバル。
実力もほどよいレベルで釣り合って
いるようで、毎回接戦を繰り広げている。

（41巻 P6）

ジャイアンズは強いチームと
いえるのだろうか？ジャイアンズは
ほかのチームとも試合をするのだが、
どうも戦績は芳しくないようだ。

選手たちに対するジャイアンの説教に
耳を傾けると、「最下位」「ドン底」
「メチャクチャに悪かった」など、
景気の悪い言葉がズラリと並んでいる。

（10巻 P147）

（11巻 P111）

（21巻 P147）

そこで、ジャイアンは
戦力の増強をすべく、
スネ夫のいとこなど名選手の
スカウトをしたことがあった。

（11巻 P116）

また、コントロール抜群の少年を
見つけた時は、ピッチャーとして
入団させれば戦力アップ
間違いなしと思われた。

（41巻 P9）

のび太も新戦力として
猛烈にプッシュするが、
ジャイアンズのエースの座にこだわる
ジャイアンは採用を見送ってしまう。

（41巻 P15）

ジャイアンズを改革するには、
ジャイアンを「エースで4番」の座から
引きずり落とさなければならない。
しかし、やすやすと花形ポジションを譲る
ジャイアンではないだろうし、
もしジャイアンが抜けてしまったら
それはもはやジャイアンズではないのだ。

そんなジャイアンズに、
救世主と呼べる存在が現れる。
駅前にできたメゾン・バベルトップに
引っ越してきたマナブだ。

（41巻 P83）

一見スポーツとは無縁なタイプに
見えるマナブだが、実は
プロ並みの強打力を
持っていたことが判明する！
ジャイアンもマナブの打撃には
否応なく「ぜひ、わがジャイアンズに
入ってくれ」と口説いている。

（大全集ドラえもん 17巻 P295）

マナブの活躍でゲームは大勝利！
マナブがいれば
ジャイアンズの優勝も夢じゃない!?

（大全集ドラえもん 17巻 P303）

しかし、マナブを試合に参加させるには、
教育熱心なマナブのお母さんの
目を盗んで連れ出さないといけない。
しかもマナブの家は15階建てのマンション。
これはかなりハードルが高い。
ジャイアンズの安泰は、
まだまだ先の話になりそうだ。