日本で大人気を誇った
「ドラえもん」は、
海外の多くの国で
違法出版をされていました。
ベトナムもその一つでしたが、
1995年、現地のキムドン社という
出版社から、違法出版で得た収入も
さかのぼって著作権料を支払った上で、
正式に出版許諾を得たいと
申し入れがありました。
しかし、それを聞いた
藤子・F・不二雄先生は、
その収入を現地の子どもたちのために
使ってほしい、と伝えたそうです。
そして設立されたのが、
「ドラえもん教育支援基金」
という奨学金制度です。
こちらの写真は、1996年1月、
基金設立の際に先生が
ベトナムを訪れた時のもの。
ベトナムの子どもたちに囲まれて
質問を受けた先生の対応は、
子どもたちのためにまんがを描き続けた
先生ならではのさすがというものでした。
設立から21年経った現在も
この基金は継続され、
延べ1万人以上の子どもたちが
支援を受けてきました。
こちらの写真は2017年10月、
「ドラえもん教育支援基金」を
受ける子どもたちへの
授与式の様子です。
先生との 思い出を語ってくれました!
これは社員旅行で、
長崎のハウステンボスに
行った時の一枚です。
いつも撮る係の「カメラマン」として
先生の横にくっついていたので、
僕自身が先生と一緒に
写っている写真があまりなく、
僕にとって貴重な一枚になりました。
先生も自分のカメラで
たくさんの写真を撮っていました。
旅行から帰ってくると、
それぞれが写っている写真を
焼き増ししてくださり、
僕らにプレゼントしてくれたのを
覚えています。
むぎわらしんたろう