2/1(土)ごご5時からの
『ドラえもん』は
「時間貯金(ちょきん)箱」
「10分おくれのエスパー」
むだな時間を貯めちゃおう!
「時間貯金(ちょきん)箱」
ママが帰ってくる2時まで遊びに行けないのび太は、ママを待っている時間がもったいないとなげく。それを聞いたドラえもんは、むだな時間を貯めておけるという『時間貯金箱』を取り出すと、2時までの30分間を貯(た)めようと言い出す。
さっそく、貯金箱に向かって30分と言いながら赤いボタンをおすドラえもん。すると、時計の針(はり)が30分進み、ママが帰ってきたからビックリ! ドラえもんによると、30分が貯金箱に入ったというのだ。その後、しずかの家に遊びに行くのび太だったが、しずかから宿題をしているから10分くらい待ってほしいと言われる。そこで、ここでも時間貯金箱を使うことに。
しばらく遊んだ後、しずかからピアノのレッスンがあると言われたのび太は、ドラえもんに貯めていた40分をおろしてもらう。そして、しずかとたっぷり遊んで満足すると、3時のおやつを目的にスネ夫の家へと向かうが…!?
(「時間貯金箱」 てんとう虫コミックス第16巻より)
のび太が超能力者に!?
「10分おくれのエスパー」
ジャイアンにさからえず、心にもないことを言ってしまったのび太は、正義(せいぎ)を守るための力がほしいと言い出す。それを聞いたドラえもんは、長く地道な訓練が必要なため、のび太には使いこなせないと前置きしながら『E・S・P(エスパー)訓練ボックス』を取り出す。
この道具を使えば、「念力」「透視(とうし)」「瞬間(しゅんかん)移動(いどう)」という3つの超能(ちょうのう)力を育てることができるものの、一人前になるためには、毎日三時間ずつ訓練して3年かかるのだという。それを聞いたのび太は、思わず「めんどくさいなぁ」と口にしてしまうが、ドラえもんが訓練ボックスをポケットにしまおうとしたため、正義のためならがんばると宣言(せんげん)!
ブツブツ言いながらもボックスに向かって念力の訓練を始めるのび太だったが、まったくできるようにならない。そこで、透視の訓練を始めたところ、なぜかボックスが動いたからビックリ! 10分おくれで念力がとどいたのだ。
ドラえもんは10分もおくれる念力なんて…とあきれるが、よろこんだのび太は、瞬間移動の訓練を始めて…!?
(「10分おくれのエスパー」 てんとう虫コミックス第27巻より)