10/4(土)ごご5時からの
『ドラえもん』は
「ジャイアンのお尻をつかまえろ!」
「歩け歩け月までも」
大事なものは○○でロック?
「ジャイアンのお尻(しり)をつかまえろ!」
学校から帰ってきたのび太が自分の部屋に入ろうとしたところ、なぜかドアが開かない…。そこにもどってきたドラえもんがドアノブに鼻をおしつけたところ、ガチャっという音がしてドアが開いたからビックリ!
そして部屋に入ると作りかけの帆船(はんせん)模型(もけい)が置いてあった。これがこわされないよう、だれも部屋に入らないようにカギをかけていたのだ。ドラえもんが使ったのは、『からだキースタンプ』というひみつ道具で、指紋(しもん)認証(にんしょう)のような仕組みで、体のどの部分でもカギにすることができるのだという。
その時、まどの外にしずかのペットであるカナリアのピーちゃんのすがたが見える。タケコプターをつけピーちゃんをぶじつかまえるのび太たち。しずかによると、自分で鳥カゴのカギを開けてにげてしまうらしい。そこで、からだキースタンプを使ってしずかがいないとカゴが開かないようにしてあげる。
その後もみんなにからだキースタンプをおしてあげるのび太だったが…!?
のび太が歴史に名をのこす!?
「歩け歩け月までも」
せっかくこの世に生まれたからには歴史(れきし)に名を残すようなことをしたいと、夜おそくまであれこれ考えていたのび太は、次の朝、すっかりねぼうしてしまい、大あわて! そんなのび太を見かねたドラえもんは、『道路光線』を取り出す。
ドラえもんによると、四次元の光でまっすぐな道路を作る道具で、どんなものでも突(つ)きぬけて進むことができるため、学校まで一直線に行くことができるというのだ。ぶじに学校に間に合ったのび太は、授業(じゅぎょう)で初めて月面に立ったアポロ11号のアームストロング船長の名言を知り、感銘(かんめい)を受ける。
家に帰るなり、道路光線を使って月まで歩いていくと言い出すのび太に、「38万キロだよ!」とあきれ返るドラえもん。ところが、のび太は1日3時間、毎日15キロずつを70年かけて歩くと宣言(せんげん)! 聞けば、毎日15キロ歩いたら『どこでもドア』で部屋にもどって寝(ね)て、またよく日その場所からふたたび歩くのだという。
出発するところをドラえもんに撮影(さつえい)してもらうと、ドラえもんに四次元ポケットをかり、月に向かって一人歩き出すのび太だったが…!?
(「歩け歩け月までも」てんとう虫コミックス26巻より)