3/15(土)ごご5時からの
『ドラえもん』は
「さよならジャイアン」
「いただき小ばん」
ジャイアンが引っ越し!?
「さよならジャイアン」
おつかいでジャイアンの家のお店をおとずれたのび太は、ジャイアンのママがお客さんにお店を閉(し)めると話しているのを聞く。お店の中ではジャイ子が商品をかたづけており、ジャイアンが荷作りもせずに出かけてしまったことにママがおこっているのを見たのび太は、ジャイアンが引っこしをするのだと確信(かくしん)。あわててみんなに報告(ほうこく)する。
のび太から話を聞いたみんなは、もうなぐられたり、あの歌を聞いたりしないですむと大よろこびするが、しずかはそれが本当だったらさびしくなるとしんみり…。みんなでジャイアンを気持ちよく送り出してあげようと提案(ていあん)。
話を聞いたドラえもんは、『オモテナシ女将(おかみ)』を取り出す。もともとは旅館やホテルの従業(じゅうぎょう)員に向けた教育用ロボットで、お客様にすばらしいサービス“オモテナシ”ができるよう、教えてくれるのだという。
ためしに、しずかをもてなすように設定(せってい)したところ、オモテナシ女将はのび太の服の中に入り、えりから顔を出す。そして、しずかにハンカチをわたすよう、のび太にこっそり指示(しじ)を出して…!?
背中にピタッとくっついて…!?
「いただき小ばん」
のび太から歩かないでどこへでも行ける道具はないかと聞かれたドラえもんは、『いただき小ばん』を取り出す。これを体につけると体が小さくなり、まるで“コバンザメ”のように、何かにくっついてどこにでも移動(いどう)ができるというのだ。
ドラえもんの説明が終わらないうちに、いただき小ばんをせなかにつけて小さくなったのび太は、そのままドラえもんのせなかにくっつく。そして、ドラえもんが階だんを下りたとたん、せなかから飛び下り、元の大きさにもどったのび太は、なんとトイレにかけこんでいく…。
あきれはてたドラえもんは、のび太にいただき小ばんを返すようにと言うが、のび太はにげるようにママのせなかにくっついて、そのまま外に出てしまった。その後、とちゅうでママのせなかから下りたのび太は、しずかのせなかにくっつく。
その様子を見かけたドラえもんはしずかを追いかけるが、何も知らないしずかがおどろいてふりはらってしまったため、かべに激突(げきとつ)してしまい…!?
(「いただき小ばん」てんとう虫コミックス第13巻より)