12/14(土)ごご5時からの
『ドラえもん』は
「ノロいのオルゴール」
「ねじ式台風」
謎の音色の正体は…?
「ノロいのオルゴール」
のび太が部屋でひとり、のんびりと昼寝(ね)をしていると、どこからかオルゴールのような音色が聞こえ、その直後にまるで金しばりのように体が動かなくなってしまう。その話をみんなにしたところ、しずかもさきほどにたような経験(けいけん)をしたという。しかも二人が聞いた曲が同じだったからビックリ!
二人の話を聞いたスネ夫は、それは『呪(のろ)いのオルゴール』ではないかと言い出す。17世紀(せいき)のスイスで娘(むすめ)を失った時計職人(しょくにん)が作ったオルゴールで、その音色を聞いた人は、金しばりにあったり、ひどい人は心ぞうが止まってしまうのだという。
そこにやってきたジャイアンに寝ぼけているんじゃないかといわれたのび太は、思わず、ジャイアンこそ寝ぼけて気づかなかったのでは?と言い返してしまい、いますぐ呪いのオルゴールを持ってこいと言われてしまう…。
のび太から話を聞いたドラえもんは、呪いなんて非(ひ)科学的なことがあるわけないと笑い飛ばすが、ちょうどその時、またオルゴールの音が聞こえ出し、ドラえもんものび太も動けなくなってしまい…!?
風を吹かせてあそぼう♪
「ねじ式台風」
遊んでいたボールが部屋のまどから外に落ちてしまい、取りに出たのび太は、ママから玄関(げんかん)の前と庭の落ち葉をそうじするようたのまれてしまう。しかたなくそうじしていると、ジャイアンが通りかかり、「のび太はえらいなぁ」と声をかけてきた。そして、そのままのび太を自分の家に連れて行くと、自分の家の庭をそうじするよう言い出して…。
のび太の帰りがおそいことを心配し、さがしに出たドラえもんは、半ベソをかきながらジャイアンの家の庭をそうじするのび太を発見! のび太に泣きつかれたドラえもんは、大きなねじがついた『ねじ式台風』を取り出すと、ねじを回して手を放す。すると、つむじ風が発生し、どんどん大きくなりながら落ち葉をまき上げ、一か所にまとまっていったからビックリ!
ねじ式台風を使って、ジャイアンの家の庭の落ち葉をきれいにしたのび太は、残っていた自分の家の庭の落ち葉もねじ式台風できれいにすると、道路や公園の落ち葉もそうじすることにするが…!?
(「ねじ式台風」 てんとう虫コミックス第29巻より)