3月23日(土)ごご5時からの
『ドラえもん』は
「人間あやつり機」
「けしきカッター」
パパをあやつり放題!?
「人間あやつり機」
のび太が部屋でマンガを読みながらくつろいでいると、ネギを買いわすれてしまったというママからおつかいをたのまれる。ママに返事をしつつも、ドラえもんに行かせようとするのび太だったが、ドラえもんも行きたくないため、二人でおし付け合いになってしまう。
そこでドラえもんが取り出したのは、電子頭脳(ずのう)の働きで、人の体をあやつり人形のように動かすことのできる『人間あやつり機』。これを使えば、眠(ねむ)ったままでもマンガを読みながらでもおつかいに行けるし、つかれないというのだ。
便利ではあるが、見た目があまり良くないので使いたくないと思った二人は、ちょうど昼寝(ね)をしていたパパに取り付けてみることに。そして、操作(そうさ)ボタンをおし、おつかいをたのんでみたところ、庭に飛び出し、外に走って行ったからビックリ! さらには塀(へい)にのぼり、落ちてしまった…。
落ちても眠り続けるパパから人間あやつり機を取り外して確認(かくにん)したところ、故障(こしょう)していたことが判明(はんめい)。修理(しゅうり)したあやつり機を、ふたたび寝てしまったパパに取り付けてみるが…!?
(「人間あやつり機」てんとう虫コミックス 第9巻より)
好きな景色を持ち帰ろう!
「けしきカッター」
明日までに写生を描(か)き上げなくてはいけないのび太は公園で描き始めたものの、どうしてもうまく描けない。さらに人が集まってきてしまったため、思わずその場からはなれてしまう。
家なら落ち着いていい絵が描けるのに…というのび太のために、ドラえもんは『けしきカッター』を取り出す。このカッターを使うと、自分の好きな景色をポスターのように切り取ることができるのだ。さっそく切り取った景色を持ち帰ったのび太は、部屋で描き始めるが、やはりなかなかうまく描けず、切り取った景色が良くないと言い出し、ドラえもんをおこらせてしまう。
その後、けしきカッターを手に裏(うら)山へと向かったのび太は、裏山から見える景色を切り取ることに。さらに、千年杉(すぎ)が入った景色も切り取ろうとするが、あまりに大きいため、切り取る部分を広げようとしているうちに、どうせならもっとたくさん切り取ろうと考える。
あちこちの景色にカッターを入れて切り取ったのび太は、道に停(と)めてあったスーパーカーを切り取ってしずかに見せに行くが、その景色を広げたところ、スーパーカーは消えていて…!?
(「けしきカッター」てんとう虫コミックス 第42巻より)