3月18日(土)ごご5時からの
『ドラえもん』は
「3月は卒業の季節」
「深海潜水艦たった二百円!!」
涙のハチャメチャそつぎょう式!?
「3月は卒業の季節」
特売でおかしをたくさん買ってきてしまったママ。ドラえもんとのび太はおやつがいっぱいだとよろこぶが、ダイエット中のママは、近所に配ってくると言い出す。しかも、ママがダイエットに成功するまでおやつなしだと言い出したから大変!
のび太に泣きつかれたドラえもんは、『いつでも卒業証書(しょうしょ)』を取り出すと、証書に「おやつ」と書き、それをママにわたす。すると、ママの頭の中で、なぜか人間化したおかしとすごした日々が流れ、「わたしはおやつから卒業します!」と宣言(せんげん)。その後、笑顔で「二人で食べて」とのび太たちにおやつを差し出す。
おなかいっぱいおやつを食べて満足したのび太は、いつでも卒業証書を手に出かけることに。すると、空き地で、折れた盆栽(ぼんさい)を手にした神成さんから、スネ夫たちがおこられていた。それを見たのび太は、証書に「ぼんさい」と書いて、神成さんにわたして…!?
その後、ジャイアンとぶつかってしまい、追いかけられたのび太は、ジャイアンにもいつでも卒業証書を使おうとするが…!?
深海潜水艇に乗って、街を大冒険!
「深海潜水艦たった二百円!!」
昼寝(ね)で海底をさんぽしている夢(ゆめ)を見ていたのび太は、ドラえもんあての郵便(ゆうびん)だという声で目をさます。ドラえもんが見当たらなかったため、げんかんに行ってみるが、だれのすがたもなく、何もとどいていなかった。ところが、のび太が部屋にもどると、大きなふうとうが落ちていて…。
ちょうど未来からもどってきたドラえもんによると、ふうとうの中身は、未来デパートからとどいた商品カタログだという。ポケットにしまおうとするドラえもんだったが、のび太はせっかくだから見せてほしいと言って、カタログをひらいてしまう。
のび太の目に入ったのは、『深海潜水艦(せんすいかん)』。買ってほしいとドラえもんにたのむが、安くても5万円以上すると聞いてビックリ! さすがにあきらめようとしたところ、最後のページに200円のものを発見! それは、深海探検(たんけん)の気分だけ味わうことができるペーパークラフトだった。
のび太にねだられたドラえもんはしぶしぶ注文。さっそくとどいた商品を二人で組み立てるが、ぬれたらやぶれてしまうため、まずは裏山に運ぶことにして…!?
(「深海潜水艦たった二百円!!」てんとう虫コミックス第42巻より)