12月10日(土)ごご5時からの
『ドラえもん』は
「リフトストック」
「バトンタッチでおまかせ!自動変換荷札」
のび太の人生くだり坂!?
「リフトストック」
部屋でステッキのようなものを手入れするドラえもんに、それは何かとたずねるのび太。ドラえもんは、重力の方向を変え、水平軸をかたむけることのできる『リフトストック』だと答えるが、のび太にはよく意味が分からない…。
たとえばスキー場でリフトを使わなくても、これを使うことで上り坂をすべり上ることができると聞いたのび太は、さっそく使ってみることに。ドラえもんに説明を受けながら、ゆかにリフトストックをついてかたむけ、ボタンをおしたところ、坂にいるような感覚になり、そのまま転んでしまうのび太。ところが、ドラえもんは立ったまま。これはストックを持っている人だけが、水平軸が変わったように感じるのだという。
ドラえもんからはスキー場で使うものだと言われるが、ふだんでも使い道があると考えたのび太は、リフトストックを持って外に出ると、ストックを使って坂道を下るように走って行ってしまう。
その後、空き地でジャイアンとスネ夫からバカにされたのび太は、二人に言い返すと、ふたたび走り出して…!?
(「リフトストック」てんとう虫コミックス第37巻より)
22世紀の宅配便!
「バトンタッチでおまかせ!自動返送荷札」
スネ夫が持っている人気のマンガ本を早く借りたいというジャイアン。ところが、だれかに貸したままもどってきておらず、スネ夫もだれに貸したのかわからなくなってしまったのだという。それを聞いたジャイアンは、わかったらただじゃおかない!と大激怒!
ところが、のび太が家に帰ると、なんとそのマンガをドラえもんが読んでいたから大変! のび太が借りたまま返すのをわすれていたのだ。ジャイアンにギタギタにされてしまう…と、のび太に泣きつかれたドラえもんは、自動的に持ち主の家に返してくれる『自動返送荷札』を取り出す。
さっそくマンガ本に自動返送荷札をはり、まどの外から投げ落とすドラえもん。おどろくのび太だったが、自動返送荷札がついていれば、ぜったいになくなったり、よごれたりしないのだという。そのまままどから様子を見ていると、歩いてきた女の人がマンガ本をひろい、スネ夫の家のほうに向かって歩いていく。
さらにヘリコプターで後をつけていくと、とちゅうで女の人は本を落とし、今度は別の人がマンガ本をひろい上げて…!?
(「自動返送荷札」てんとう虫コミックス第34巻より)