家族をイメージした
新しいウェディングソング。
『STAND BY ME ドラえもん 2』
の主題歌
『虹』を歌った菅田将暉さん

主題歌『虹』の作詞・作曲をした石崎ひゅーいさんとは、どのような話し合いをしましたか?

ひゅーいくんは以前からの友人です。まず、ふたりで話し合ったのは、今回の映画はのび太くんとしずかちゃんの結婚式の物語なので、新しく定番になるようなウェディングソングを作ろう、ということでした。
ぼくらの中で共通するのは人間のダメなところに愛おしさを感じるということ。のび太くんって、すぐさぼるし、人任せにするし、ダメなやつなんですけど、ぼくらを代表してダメな姿を見せてくれているような気がするんです。ぼくにものび太くんっぽいところがいっぱいあります。足は遅いし、朝は起きられないし……でも、なぜかあやとりは得意なところも(笑)。
そんなのび太くんが必死にがんばっている姿に心が打たれるし、勇気をもらえます。そういうことを表現できた曲になればいいなと。

ふだんは情けないけど、
いざというときは
ジャイアンにも立ち向かう
(てんとう虫コミックス6巻
「さようなら、ドラえもん」より)

菅田さんにとって、「結婚」とは?

ぼくもひゅーいくんもまだ独身ですが、のび太くんが自分の家族から学ぶように、ぼくらも自分たちの家族のことを思い返しながらイメージしました。

今回、『虹』を歌うにあたって決めた理想の夫婦像は、ぼくの祖父母です。以前、祖父が体調をくずしてしまったとき、祖父は意識がもうろうとなりながらもペンで何かを書いたんです。自分でも何を書いたかわかっていなかったらしいのですが、祖母と初めてデートに行ったお花畑のことが書いてあったそうです。無意識の状態で思い出したのが、初めてのデート場所。すごくロマンチックだし、真実だと思いました。

自分が将来どんな夫婦になっているかわかりませんが、目指すべき究極の形だなって。そんな夫婦像を思い浮かべながら『虹』を歌いました。

歌詞もレコーディングも
納得いくまでこだわる。

『虹』で注目してほしいポイントは? 

最後の最後に変えた歌詞が、2番の「家族や友達のこと」という部分です。別の歌詞で一度レコーディングまで進んでいたのですが、「家族」という言葉をどうしても入れたいと思ってギリギリで変えました。
サビで「一生そばにいるから」とのび太くんがしずかちゃんに語るように歌いますが、その時、ドラえもんはそばにいないはずなんです。新しい家族をつくるということは、それまでの家族から独立するということですよね。つまり、そばにいる人が変わるということです。「家族」という言葉には、そんな気持ちも込めました。

「STAND BY ME ドラえもん 2」 主題歌『虹』
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