オリジナルのひみつ道具を考えるとしたら?

新しいひみつ道具を考えても、たいていのものは藤子・F・不二雄先生がすでに生み出されていますよね。だから、「アンキパン」を「アンキグミ」に変えるような応用ひみつ道具はどうでしょう。パンだと覚えるのに、たくさん食べなければいけませんが、グミなら一口でいけますよ(笑)。

覚えたいことをパンに写して
食べると覚えられる「アンキパン」。
お腹がいっぱいになるのがネックだが、
グミなら解決!?
(てんとう虫コミックス
『ドラえもん』2巻)

木村さんを「ドラえもん」のキャラクターに置きかえるなら、だれですか?

理想はジャイアン。「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という自分勝手で横暴な感じが子どものころはすごくイヤでした。でも、それをずっと貫き通している姿に少しずつひかれるようになって、大人になった今は、むしろ男としてカッコいいなと。
だけど、現実のぼくはジャイアンにはなれないので、のび太とスネ夫をミックスした“のび夫”か、“スネ太”かな(笑)。のび太ほどすぐに寝られるタイプじゃないし、スネ夫ほど裕福じゃなかったので、中間ということで(笑)。

ジャイアンが名セリフを初披露
(てんとう虫コミックス
『ドラえもん』33巻)

50年間続く「ドラえもん」の魅力とは?

弱気で、頼りないのび太は、ぼくらの代弁者で、そのそばにいつもドラえもんがいてくれる。ドラえもんは、ぼくたちがのび太のように苦しかったり、悔しかったり、悲しかったりするときに、すこしだけ寄りかからせてくれる存在なんじゃないかな。実際に問題を解決してくれるかどうかは重要じゃない。

双子の恐竜が部屋で飼えなくなって
困ったのび太は、
ドラえもんに助けを求める。
(『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
より)

ぼくらが歳をとっても、のび太はのび太のままでいてくれて、つねに寄り添ってくれるドラえもんがいる。彼らが変わらないことに安心します。ずっと慣れ親しんできた、ぼくたち日本人のDNAに刻まれているような存在ですね。
だから、50年間も魅力的なまま、ぼくたちの気持ちに寄り添い、共感を得ているし、この先も変わらないと思います。

木村拓哉さん、素敵なインタビューをありがとうございました!