「ドラえもん」の思い出やエピソードがあれば教えてください。

「もしかしたら自分の勉強机も、のび太の机みたいにタイムマシンとつながっているかも」
小学生のとき、そんなわけないよなと思いつつ、机の引き出しを開けて確認したことを思い出しました(笑)。
「ドラえもん」って、まんがやアニメの世界のこととわかっていても、ふとした時に「どこでもドアがあったら、どこに行こうかな」とリアルに考えてしまうくらい日常に溶け込んでいますよね。
子どものころ、『コロコロコミック』を読んでいたので、映画原作の大長編シリーズも目を通していたと思います。ドラえもんの映画といえば「冒険心」がかきたてられますよね。ぼくも「冒険」がとにかく大好きな子どもで、「この道をずっと進んでいくと、どこまで続いているんだろう」と、確かめに行ったりしていました(笑)。

木村さんが小学生のころの
『コロコロコミック』
(1983年11月号)。
大長編ドラえもん
「のび太の魔界大冒険」ほか、
「ツバメののび太」など短編も掲載。

大人になった今でも冒険心は消えていません。日本に住んでいながらまだ行ったことのないところがたくさんあるので、時間ができたら日本一周の冒険をしてみたいです。旅先の空気を肌で感じたいので、自転車かバイクで。

「ともチョコ」という道具で
仲良くなった恐竜たちと
白亜紀の世界を大冒険。
(『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
より)

「どこでもドア」のお話が出ましたが、いま、欲しいひみつ道具は?

ドラマのセリフを覚えるときに、「アンキパンが欲しいなあ」と思うことは、いっぱいあります。でも、「どうせアンキパンで覚えているんだろ」と周りに思われるのが悔しいので、やっぱり「どこでもドア」かな(笑)。
小さいころから動物が好きなので、アフリカの大自然へ。あと、ヒマラヤ山脈の頂上も行ってみたいですね。登山家のみなさんにはもうしわけないですが、体力や天候に左右されず、世界で一番高い場所からの景色を眺めたい。

のび太たちはヒマラヤに
雪男を探しに行ったことがある
(てんとう虫コミックスプラス
『ドラえもん』4巻)

今回の映画では「タイムマシン」で白亜紀へ向かいますが、木村さんはどの時代へ行ってみたいですか?

戦国時代に行って織田信長などの武将を見てみたいですね。一瞬目が合うか合わないかくらいで、すぐに帰りますけど(笑)。戦いのない世の中のために戦っていたという矛盾にすごく興味があります。実際に、そういう時代があって、今の平和な世の中があるわけですから。

  
戦国時代のご先祖さまの
代わりになって
手柄をあげる、のび太
(てんとう虫コミックス
『ドラえもん』1巻)