今作では、のび太が内緒で双子の恐竜を育てますが、ペットを育てたことは?

今回の映画だけではなく、のび太って、わりとよく生き物を拾ってきて、ママに気づかれないように育てますよね。最近は賛否両論ありますが、じつはぼくも小学生のころ、落ちてきたツバメのヒナを保護して、自然にかえしたことがあります。ペットショップで売っている鳥のエサをふやかして、スポイトで少しずつ与えたりしました。もしかしたら、のび太がのび太似のツバメをお世話する「ツバメののび太」という話に影響を受けたのかもしれません(笑)。

「ツバメののび太」
(てんとう虫コミックス
『ドラえもん』29巻)

今回の映画のもうひとつのテーマ、“進化”をどのように考えていますか?

成長という意味では、基準にする軸を知っておくことが重要だと思います。基準軸というのは、いまの自分にできる全力のこと。だから、どういう状況においても、一つひとつのことに100%の力を出し切って、自分の軸がわかるようにしています。その軸を超えられたら、自分にとっての“進化”。
人類の進化をみると、世の中が便利になればなるほど人は動かなくなるので、筋力はどんどん衰えていくと思います。一方で、水泳や陸上の世界レコードが更新されているように、アスリートの進化は続くでしょう。だから未来の人類は二極化するんじゃないかな。
今回の映画は、観おわったあとに、こういうことも考えさせてくれますよ。

ひみつ道具で未来人に進化した、
のび太のパパ
(てんとう虫コミックス
『ドラえもん』8巻)

これから映画を観る方に向けて一言お願いします。

「あっ、その発想はなかった!」という新しい気づきを与えてくれる、 50周年記念にふさわしい作品になったと思います。子どもと大人が楽しい時間を一緒に共有できるので、ぼくからも自信を持ってオススメできます。ぜひ、劇場に観にきてください。