『のび太の新恐竜』に出演をオファーされたときのお気持ちは?

正直、『コロコロコミック』のまんがや、アニメで、ずっと楽しんできた「ドラえもん」の世界に自分が入るということが信じられませんでした。しかも、子どものころに触れたことのある『のび太の恐竜』につながりのある作品に……。はじめは「木村拓哉にドラえもんの声優をオファーしてみたら?」というドッキリ企画かと思いましたが、そうじゃないとわかって気を引き締めました(笑)。

アフレコはいかがでしたか?

今回、ジルという謎の男役でアフレコに参加させていただきました。すでにドラえもん役の水田わさびさんたちレギュラー声優さんの声が入っていたので、みなさんに引っ張ってもらった感じがします。
ぼくがアフレコをした時点では映画は未完成でしたが、それでもわかるくらい動画のクオリティがすごくて! この絵に色がついて、バックに音楽が流れて、ストーリーが展開していったら……想像するだけでワクワクがとまりません。

木村さんが演じたジル。
白亜紀の世界で
のび太たちを監視している。
(『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
より)

特に印象に残ったシーンは?

物語の終盤に、のび太が彼なりの信念を表現するシーンがあります。そのとき、のび太を回り込んで捉えるカメラワークが、「これ、これ、これ!」と思わずうなるほどカッコよくて感動しました。完成したら一体どうなるんだろうと、劇場で観られる日をずっと楽しみにしていました。
“のび太”と“恐竜”の世界観って、『のび太の恐竜』で、すでに完ぺきに構築されているじゃないですか。でも、今回の映画のキーワードは“新”なんですよ。はじめにタイトルだけ聞いたときは、なにが“新”なんだろうと思いましたが、脚本を読み進めていくうちに「なるほど!」と納得しました。ぼくが演じたジルが終盤に、のび太たちについて語るシーンがあるのですが、そこにすべてが集約されているので注目してください。

木村さんの印象に残った物語終盤の
のび太のシーン。
(『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
より)

今回のメインテーマ、“恐竜”にまつわる思い出があれば教えてください。

ぼく、恐竜めちゃくちゃ好きなんですよ! 幼稚園のころから、今回の舞台の白亜紀をあれこれ想像するような子どもでした(笑)。ステゴサウルス、ブラキオサウルス、プテラノドン……好きな恐竜をあげ出したらきりがないですね。小さいころから上野の国立科学博物館の恐竜展に何度も通いましたし、のび太のように化石の発掘をしたこともあります。都内でも化石の穴場的なところを知っていますが、そこは内緒にしておきますね(笑)。最近もドラマの撮影の合間の休憩時間に、ふらっと恐竜展へ行きましたよ。

ステゴサウルスの仲間の
トゥオジャンゴサウルスが登場。
(『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
より)