バックナンバーはこちら!!

インタビューチャンネル 第5回ゲスト
瀬名秀明さん×山崎 貴さん×芳賀義典さん
Special three-man talks

小説家、映画監督、ロボット開発者になるには?

山崎
(映画監督は?)…やめたほうがいい!!(笑)

瀬名
(小説家は?)僕は二つの言葉が印象に残ってます。一つは藤子先生で、「恐竜の話を書くなら恐竜博士になりなさい」と。対象に対する好奇心と愛を持っていろいろ調べていけば、自然と知識も増えるし、やがていいストーリーも出てくるというわけです。
 もう一つはアメリカのホラー作家ディーン・クーンツ※解説参照>>の言葉で、「たくさん読んで、たくさん書け」。とにかく、小説、マンガ、映画をたくさん観て、たくさん読む。すると自然と、自分でも作りたくなってくる。読んで書くことの循環の中で、いい物語も生まれると思いますね。


ディーン・クーンツ
アメリカ合衆国ペンシルヴァニア州生まれ。'60年代後半からSF、サスペンスをいくつかのペンネームを使って書き始める。'70年代後半からスティーヴン・キングとともにモダンホラーのベストセラー作家として活躍中。
代表作『ミスター・マーダー』『ウォッチャーズ』など。

山崎
 うん。好きこそものの上手なれ、に尽きますよね。まず自分の好きなものを見極めて、あとは徹底的にやることですよ。対象がすごく好きであれば、努力も努力と感じないし、大変なことも楽しく感じられる。だから、何とかやっていけるんじゃないかと思います。実際、モノを作る仕事はつらいことが多いですからね。締切りとか…ボツとか…(笑)。

芳賀
 「なりたい」といつも考えていれば、チャンスも近づいてきますよね。

山崎
 そうそう、アピールは大事ですね。ひそかに思ってるだけじゃなく、「○○になりたい」と親にも友だちにも言ってしまう! なれないとみっともないぞ、くらいの背水の陣をしいて(笑)。もしダメでも、「何かになりたい」と思って一生を終えるほうが、思わないよりも楽しい人生だと思いますね。何歳になっても可能性はあるわけだし。
※「背水の陣」→最後の決戦をする構え。

芳賀
(ロボット開発者は?)実際、僕は中学時代から「電子計算機(コンピュータ)関係でメシを食う!」って公言してはばからなかったですよ。それから、モノを作る人になるには、「手を動かす」ことも大切です。うちの若いエンジニアたちによく言うんですけど、形のあるものは手を動かさないと作れませんから。分析だけではそこから先に行けないし、実際に自分でやってみないとわからないことがたくさんある。機会があれば、下手でも何でもいいから自分で作ってみること。僕も子供のころからラジオを作ったりしてました。

1
2
3
4

最後に、ドラえもんの中で好きなエピソードを教えてください。

芳賀
 「神さまごっこ」の話かな。アイデアにびっくりしました。何でもアリじゃなく、制限があるのが、またいいんですよね。


山崎
 俺は『さようなら、ドラえもん』ですね。ドラえもんの消え方がいいんですよ。布団の横にいて、次のコマではまったく同じ構図でドラえもんだけ消えている。心臓をつかまれたような喪失感がありました。フェードアウトじゃなくて、コマとコマの間にふっと消える。映画ではできない表現です。その前に、のび太が一人でジャイアンに立ち向かっていく場面も好きですね。泣ける!


瀬名
 最高傑作は『宇宙開拓史』だと思うけど、好きなエピソードということで『のび太の結婚前夜』にしておきましょう。しずかちゃんのお父さんが「君と過ごしてきた1日1日がすごく大切なものだったんだ」って、のび太に言う場面があって…。あのエピソードは大好きですね。


<<3 4

(C) 藤子プロ・小学館 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。
All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.