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インタビューチャンネル 第5回ゲスト
瀬名秀明さん×山崎 貴さん×芳賀義典さん
Special three-man talks

映画ドラえもんは来年で25周年を迎えますが、どんな思い出がありますか。

瀬名
 第1作目の『のび太の恐竜』は、僕が小学校を卒業した春に公開されたんです。ちょうどアメリカに行く直前に観て、1年経って帰国した翌日くらいに2作目の『のび太の宇宙開拓史』を観ました。

山崎
 すごい! ドラえもんで始まり、ドラえもんで終わったアメリカ生活(笑)。

瀬名
 それ以来、毎年リアルタイムで観に行ってたんです。だけど大学生のとき映画館で並んでいたら、前にいた子が「お母さん、なんでこの人は大人なのに一人で並んでるの?」って(笑)。また、チケットを買うとき「お一人様ですか?」って変な顔をされるんですよ。それ以来、劇場に観に行くのはやめました…。しばらくは(笑)。
 好きな作品は初期のものが多いけど、『のび太と鉄人兵団』も好きですね。女の子のロボットが泣かせるんですよ。

山崎
 映画が始まったころ、俺は高校生だったんですよ。「アニメなんて観ないよ!」っていう年齢ですよね。だから劇場には行かなかったけど、映画ができるとマンガにもなるでしょう。マンガで大長編が読めるのが嬉しかったなあ。『のび太の恐竜』は、大人になってからビデオで観ました。借りるとき、ちょっとドキドキしましたけど(笑)。会社に詳しい後輩がいて、「えーっ、観てないんすかあ?」って驚くんですよ(笑)。「絶対、泣きますよー!」って言われて「泣くもんか」って思ったけど、やっぱりウルウルきましたね。

芳賀
 映画はちゃんと観てないんですが、僕はマンガで楽しみましたね。自分のペースで読めるし、セリフ回しもアニメとは微妙に違う絶妙なリズムがありますよ。やっぱり、僕はアニメじゃなくてマンガ世代なのかな。






瀬名
 藤子先生のコマの運びってすごいですよね。一つとして無駄なコマがない! 構成が研ぎ澄まされているんですよ。

山崎
 さすが、模写しただけある!(笑)。

芳賀
 それは感じますね。僕が子供のころのマンガって、変にしらけちゃうのが多かったんですよ。例えば、主人公にボカンと殴られた悪者が、倒れながら長々とセリフをしゃべるんです。「いやー、たまらんわー。これだけやられては、もう秘密を話すしかないわー」とか(笑)。

瀬名
 ハハハハ、いつの時代ですか?

山崎
 新鮮だなあ(笑)。

芳賀
 いや、昔は本当にそんなマンガが多かったんですから。ところが、『オバケのQ太郎』は全然そんなことがなかった。当時から藤子先生は違いましたね。

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もし、ドラえもんの映画の脚本を頼まれたら、どんなストーリーにしたいですか。

山崎
 個人的には『パーマン』を実写化したいという気持ちは昔からあるんですけどね。今のテクノロジーだと、できることも多いと思うんで。

瀬名
 今までに本格西部劇ってないですよね。のび太のお父さんやお母さんが活躍するのもいいな。ドラえもんやのび太がピンチのとき助けてくれるとか。あと、22世紀のセワシくんが活躍する未来ものもいいかも…。



芳賀
 のび太たちが自分でロボットを作る話も面白いんじゃないかな。そういう話だったら、僕も参加できそうだし(笑)。

山崎
 感動路線が目立つから、逆にワーッと面白いのもアリかなと思いますね。ワクワク感を前面に打ち出したものを。例えば、「ガリバートンネル」を使った話はできそうな気がします。子供しかいない町って、その風情だけでも面白いんじゃないかな。

芳賀
 ドイツの児童文学に『子供だけの町』というのがあるんですよ。大人たちが町を出ていって、トラブルが起きて帰れなくなっちゃう。で、子供たちだけで町を運営していくんです。すごく面白くて、ワクワクしました。『十五少年漂流記』もそれに近いですね。

山崎
 のび太の部屋の中で「ガリバートンネル」から出られなくなって、みんなで一晩乗り切らなければいけなくなるとか。食糧を手に入れるために部屋を出て、階段を下りるだけで大スペクタクル!

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