1968 年東京生まれ。短歌、作詞、現代詩、漫画評、小説、脚本など、幅広く活動。97年、短歌集『てのりくじら』がヒット。『日本ゴロン』『淋しいのはおまえだけじゃな』『結婚するって本当ですか?』『もう頬杖をついていいですか?』など著書多数。「週刊朝日」「朝日新聞(東京版夕刊)」「毎日新聞」ほかでコラムを連載中。NHK「スタジオパークからこんにちは」「ようこそ先輩」などでの短歌指導が評判になった。短歌入門書『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房)がきっかけで加藤千恵、佐藤真由美などが歌人デビューした。
枡野先生のblog「枡野浩一のかんたん短歌blog」でも、たくさんのドラえもん短歌が見られます(募集は終了)。
詳しくはこちら!
2004.12.5
『ぼく、ドラえもん。』20号に枡野浩一先生が選んだ優秀作15首が発表されています。ぜひご覧ください!今回はその入選作以外の応募作品から、編集部がいくつかをセレクションしてご紹介します。枡野先生にも特別にご指導のコメントをいただきました。

だけど「どこでもドア」も無料ではないと思いますよ。
それに注文しても「今」すぐは届かないでしょう。
送料もバカにならないかも。


短歌というものは「ふと思った」ことを詠むものだと、歌人の俵万智さんもおっしゃっていますが(新潮新書『考える短歌』)、「ふと考える」という言葉をつかわないで表現するよう、工夫してみてください。


これは、ジャイアンの母ちゃんのセリフそのままですね。
そのまますぎるかな……。
短歌をつくるときは、あなたならではの発見をこめるようにしてください。


「あの頃私」というような、過去を振り返る着地の仕方をする応募短歌、多かったです。もうひとひねりほしい。


「こうはい」は「後輩」と書きます。
こうはいにバカにされないよう、漢字も覚えてね。


「時もあるよね」ってまとめてしまうと、ヒトゴトっぽい。
たとえば、《「こんなときドラえもんがいたらなぁ」笑って言ってあげられなくて》とか、いろいろ考えてみてね。


子供の頃は、ホンヤクコンニャクなしでも話が通じるそうですよ。


息子さんを思うあまり、後半が七五調でなくなってしまいました。
五七五七七は厳守したほうが説得力が増し、ドラえもんも願いを叶えたくなると思いますよ。
短歌は音数を五七五七七ぴったりにしたほうが、説得力が増します。
みんなが思ってるだろうことを短歌にする場合は、みんなが思いつかない新しい言い方を発見しましょう。
みんなが思ってもみない、あなたならではの発見を短歌にする場合は、みんなにも理解できる言い方を必死に考えましょう。
枡野浩一

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